みんなー!うしるきゅんは、宮城県登米市の石越駅にやってきましたの!
今回はねえ!宮城県栗原市にある細倉マインパークっていう鉱山跡を見学できる施設に行ってきたんだ!
うしるきゅんが薄暗い鉱山跡を体を張って見学するから刮目してみてね♡
細倉マインパークとは
細倉マインパークは、宮城県の北西部に位置する栗原市鴬沢にある、細倉鉱山跡を利用したテーマパークです。
1987年に閉山した細倉鉱山の777mの坑道跡を利用した展示を行っていて、当時の作業の様子や鉱山の採掘方法の実物を使用した説明など、細倉鉱山の歴史を学べる施設となっています。
以前は、ホソキュリアンやタイムトラベルゾーンといった「宇宙創世」をテーマにした珍スポットでしたが、2016年7月にリニューアルされると同時に「宇宙創世」の要素が排除され細倉鉱山の歴史や当時の作業の様子に特化した体験型資料館となっております。
うしるきゅんはホソキュリアンになる!!
「細倉マインパーク」に向かいますの!
石越駅から、栗原市民バスくりはら田園線「細倉荒町」行きで、細倉マインパークを目指します。
バスは、1~2時間に1本しか走って無いので要注意です。
ここから路線バスで1時間もかかるの・・・
このバスは、「石越~細倉マインパーク前」間を結んでいたくりはら田園鉄道の廃線の代替として誕生した路線です。
バスはご覧の通りガラガラ。廃線になってしまったのも頷けるますね・・・。
このバスも廃止になるんじゃないか心配だぞ・・・
石越駅からバスに揺られること1時間以上。やっと、最寄りの「マインパーク前」バス停に到着しました。
ああああああ!疲れたでござる!!
バス停の近くには、くりはら田園鉄道の細倉マインパーク前駅跡があります。
この記事では割愛なの・・・気になった人は⇓の記事を見てね♡
「細倉マインパーク」にやってきましたの!
バス停から坂道を上っていくこと約10分、いよいよ今回の目的地「細倉マインパーク」にやってきました!
実は1週間前にも来ています。電車とバスを乗り継いで2時間以上かけて来たのにもかかわらず休館日で、細倉マインパーク駅跡を見学して近くの食堂でラーメンを食べて、咽び泣きながら帰ったとという過去があります。
辛い過去だったね・・・
マジで誰も居ねえなあ・・・。
実は、小学生の時にも何度か親に連れられて来たことがあるのですが、もっと入場者がいました。
いや、むしろ、めっちゃ混んでた。15年以上前の話ですが・・・。
う、うしるきゅんは永遠の17歳だぞ!!
実はこの先にはジェットコースターとかアトラクションがあったのですが、鎖で通行止めになっていて廃止になってしまったようです。
ここのジェットコースターは、急カーブが多くて、横揺れが激しくて首が捻じ曲がるんじゃないかと思ったのは、懐かしい思い出・・・。
うお!なんか赤くて強そうな乗り物があるぞ!!
これは作業員と採掘した鉱物を運搬するトロッコ列車です。
これで鉱山跡を見学してみたいぞ☆
奥には採掘する機械も展示されてました。
最後に来た時はこんなの展示されて無かったような・・・。
受付で入場料を払い十何年ぶりの坑道へレッツゴー!
ここを曲がった先に行動の入り口があるんだよなあ・・・。
オラ、ワクワクすっぞ!
観光坑道
小学生の時に来た時とほとんど変わってない坑道入口・・・。
細倉マインパークのマスコットキャラの「マイン坊や」 も昔と変わらずお出迎え。
相変わらず目が完全にイっちゃってるのも健在ですなあ。
ちなみに、このブログのマスコットキャラは"うしるきゅん"だぞ☆
コンクリートの歩行者専用トンネルみたいな狭くて無機質なトンネルをくぐると・・・
やあ! また会ったね!マイン坊や!で?ちみはなんの用だい?
寒っ!!
鉱山の中は、1年通して13℃~15℃と聞いていたのですが、普通に10℃下回ってました・・・。外も寒かったのですが、中は日が当たらない分もっと寒い・・・。
マイン坊やから更に進むと、いよいよゴツゴツとした岩が剥き出しになってきて、坑道らしくなってきました。
突き当りには、火薬庫という物騒な部屋がありました。採掘するときに使う火薬類を保管していたらしいです。ダイナマイトとか補完してたんでしょうか?
ドラミちゃんのダイナマイト!っていうフラッシュ動画、昔あったよね?
更に奥に進むと、外にあったのよりちょっと小さめなトロッコ列車が展示されてました。
こんなに小さくて4人乗りらしいです。
よくもまあ、こんな狭苦しい所におっさんを4人も押し込めて乗せようと思ったなあと。 おっさんとは限らないだろうけど。おばさんとか。
坑内事業所
先に進むと事務所みたいなちゃんとした部屋がありました。
坑内事業所と言って、坑内で働く人に作業指示をする所らしいです。
ここも昔から変わらずあるのですが、事務所の中には入れなかったのですが、月日が流れ入れるようになってしました。
指をやる気なさげに上下させてるおっさんとか
首を上下に動かしてヘッドバンキングしてるおっさんとか、とっても精巧に作られてますね~。
誰か生身の人間混じってるんじゃないかってくらいにリアルすぎる作業員の人形も健在でした。
っていうか精巧に作られ過ぎて怖いんだよ!!
いまだに、リアルなドールを見ると畏怖の念を抱いてしまうのは、この作業員の人形が原因かもしれない・・・。
作業員名簿一覧と言うのも展示されてました。そんなの昔展示してたっけ?
まさか、ここに書かれてるのってここで働いてた人の実名じゃないよね?
レックとかストッパーとか鉱山で使う道具も飾られてましたが、説明が無いのでどうやって使っていたのか分かりません。多分、穴掘るための道具だと思います。
やらないか
発破シーン
え?押しちゃっていいんですか?本当に押しちゃっていいんですか?
点火スイッチ押しちゃっていいようなので押しちゃいます。
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・ドッカーーーーン!!
奥の方が光り出して、無事発破が完了しました。昔より音が小さくなってるような・・・。
前に働いていたブラック企業をこの要領で爆破したいと思ってしまったのはここだけの秘密だぞ♡
近くには、ブルドーザー型の変わったトロッコが展示してありました。
これで爆破した鉱物を掬い上げるのは分かるのですが、どうやって奥の方に向かうのでしょうか?
手作業でこの乗り物の前まで盛って来たのでしょうか?
さく岩作業
坑内に組んだ柱の上に上って採掘してるおっさんと、下で採掘した岩をトロッコに積むおっさんといった形で、作業の様子を再現している展示がありました。
そして、トロッコの運転台で手持ち無沙汰にレバーを弄ってるおっさんもいました。彼は意地でも削岩作業を手伝わない気なんでしょうか?
もしかして、手伝うだけ邪魔だと社内ニートと化したおっさんなんでしょうか?マスクは適当に付けてるし。
一生懸命採掘したでかい鉱石を持ち上げるおっさんと、運転台でやる気の無さそうにしてるおっさんの対比をまざまざと見せつけてきやがります。
更に奥に進んでいきます。
それにしても人っ子一人居ませんね・・・。
まさか貸し切り状態で、この先にも誰も居ない?
こいつ・・・光るぞ!!
蛍石という紫外線を浴びると発行する石が展示されてました。
下の方にあるボタンを押すと、ライトが消え、石が紫色に光り出しました。
こいつ!光るぞ!!
蛍石が展示されてる所で二手に分かれてました。
片方は下の方に通じてるようです。
順路的には右側の通路を真っ直ぐ進んでいきます。
採掘跡地
先を進むと突然開けた空間あって、ここが採掘の跡地らしいです。
この辺りに鉱脈でもあったんでしょうか。現在立ってる大きな穴の他にどうやってそこに上って採掘したの?って穴が無数に点在してました。
地中奥深くまで抉られていて見てるだけで怖いです。
写真では分かり難いのですが凄く深い。子供の頃にここで高所恐怖症を植え付けられた記憶が・・・。
いま見ても足がすくむ怖さ・・・。
落ちたらただで済まないんだろうなあ・・・
下の方だけじゃなくて上の方にも掘られてました。この上に掘られた穴は シュリンケージ採掘法で掘られた穴らしいです。なんだろう、この隙間。心霊写真でも撮れそうな隙間。鉱山だし採掘中にお亡くなりになられた方もたくさん居たんだろうなあ。
そもそも、この細の長い縦穴はどうやって掘ったんでしょうか・・・?
おわかりいただけただろうか・・・
シュリンケージ採掘法という採掘方法が図解されてました。先程の縦穴もここから上部に向けて掘られた際にできたものらしいです。
下の坑道から上向きに掘って行って水平方向に掘って行くという採掘方法ですが。これって一歩間違えると一気に全部崩れて大惨事なんじゃ・・・。
感天立坑
薄暗くて狭い坑道を更に進むとまたもや開けた空間が。
坑内を昇り降りするエレベーターも展示されてました。
このエレベーター乗ってみたいなあ・・・。
それにしても、こちらから見て一番右のおっさんの顔、なんかムカつくなあ・・・。
どうしてあなたはそんなにキメ顔なんですか?
僕はキメ顔でそう言った
「細倉鉱山の坑内作業風景」と書かれた、坑内の断面模型が展示されてました。
すんごい深い所まで掘られてるんですね。蟻の巣みたい。
それで、うしるきゅんはどの辺りにいるの?
ここから更に下に降りていく階段がありました。
ここまで結構歩いてきた気がしますが、まだまだ鉱山の始まりに過ぎなかったようです。
階段を降りた途端に気温がちょっと上がったような気がしました。
温度計は12℃を指していて、上が8℃だったので下の方が暖かいと言うことになりますね。
それでもめっちゃ寒いの・・・
降りると上よりも広いけれど距離が短い坑道が現れました。
漏斗跡
坑道の脇には大きな穴が開いてました。
落ちたら這い上がって来れなそう・・・。
ここは漏斗という、ここから下部にある坑道の鉱車に鉱石を積むための穴らしいです。
穴の傍には更に下る螺旋階段がりました。
階段は、漏斗跡の脇に設置してあるので、穴を下から見ることができます。
でっかい穴だなあ・・・。
階段を下りきると広々とした空間がありました。
昔はホソキュリアン的な胎児を模した「ホソキュリアン遺伝子受胎空間」っていうオブジェが展示してあったんですが、ご覧の通りすっからかんでした。
うしるきゅんは、ちゃんとホソキュリアンのこと覚えてるんだぞ!!
昔はこの辺りに謎のオブジェが展示してあって、ここで入場客は強制的にホソキュリアンにさせられていたのでした。
20年前はこんなに入場客が居たんですよねえ。今では坑内に居るのは私一人・・・。この20年で何があったの?ってくらいの寂れよう・・・。
う、うしるきゅんは17歳だぞ・・・
Youtubeにもホソキュリアン遺伝子受胎空間の動画があったので貼り付けておきます。
ちなみに、細倉マインパークは2016年にリニューアルしていて、"細倉鉱山の歴史"と"宇宙創世"をテーマにしたテーマパークから、"宇宙創世"を取っ払い黒歴史の闇へと追放し、細倉鉱山の歴史を学べる施設へと変貌を遂げました。
うしるきゅんはホソキュリアンになれないのお!?
ちなみにこの広場は「坑道内休憩所跡」で作業員が休憩するためのスペースらしいです。ちなみに、ここには椅子とかベンチとかの類が一切置かれていないので入場客は休憩できないようです。
ここから更に下ります。
木の壁の圧迫感が凄い坑道を通って・・・。
山神社
突き当りには「山神社」という鉱山の中にある神社がありました。
この神社が、鉱山現役時代からあるのか細倉マインパークが開業してからできたのかは分かりませんでした。
神社の脇には古酒蔵がありました。510円でお酒を3年間保管できるらしいですぞ!
神社の隣には砂金掘り体験場がありました。
行ったのが平日だったからなのかやってませんでした。
子供の頃に来た時は、ここで一番の人気スポットで血眼になって砂金掘りしてる人でごった返してたんですけどねえ。
通洞坑
採掘した鉱石を運搬する通洞坑が公開されてました。しっかりと線路が残されてました。公開してないだけどこういう坑道がまだたくさん残されてるんでしょうかね。
ちなみに、2016年のリニューアル時に新しく公開したらしいです。
この広々とした通路も昔は通洞坑だったことが伺えますね。
今でこそ殺風景なだだっ広い坑道ですが、リニューアル前は、ブラックライトとか照明と使用した暗い坑道を生かした装飾とかあったカオス空間でありました。
ここにも鉱石を運搬するトロッコが展示してありました。そしてリアルな蝋人形も。
このトロッコの人形はめっちゃイケメンでした。上階にあった蝋人形と比べるとマネキンみたいでリアリティと不気味さが半減してますね。
というか人種そのものが変わってるよね・・・
この坑道の突き当りにも通洞坑跡が伸びてました。こちらもしっかりと線路が残されてます。この通洞坑もリニューアルの時に新たに公開されたらしいです。
個人的にはリニューアルの時に見学できる坑道を延長して欲しかったですね。
シャワー室
通洞坑跡からV字に曲がった細い坑道を通って行くとシャワー室跡という看板が見えてきました。
こちらも2016年のリニューアルの際に初公開されたらしいです。
リニューアル前はこんな所も隠されていたのね・・・
中は薄暗くて錆て黒ずんでる配管が張り巡らされてます。薄暗くてめっちゃ不気味。実はシャワー室ではなく処刑するためのガス室なんじゃないかというくらいの不気味さ。
ちなみに、坑内作業員が地下水や粉塵で汚れた体を洗い流すためのシャワーらしいです。
シャワー室からはアウシュヴィッツ的なヤバさを感じるね・・・
シャワー室の近くには掘削機械も展示されてました。
てめーの尻の穴掘ってやろうかああああ?ヒャッハー!!
ってな感じで穴を掘ってやろうと思いましたが、もちろん電源なんて入ってませんでしたよ。ええ。
手作りのランランが飾られてるゾーンがありました。
昔はド派手なイルミネーションとかオブジェとか展示してあってカオスな空間だったのに随分とまあ地味になりましたね。
鎖で立ち入れないようになってる2つの穴がありましたが、こちらにも昔は入れたような気がします。この先にも坑道が続いてたような・・・。
手作りランタンゾーンの先に進むと長い階段が現れました。ここまで下ってきた分、また上るいうことになります・・・。
階段を登りきると蛍石があった分岐点に辿り着きました。
いよいよ鉱山も終わりが近いようです。
いよいよ出口が見えてきました。
壁には「細倉金属鉱業株式会社」という過去に細倉鉱山を採掘していた会社の広告がありました。
現場で活躍する人たちという広告の中に、鉱山管理課という課があるのが気になりました。細倉マインパーク以外にも人が入れる鉱山があるんですね。
閉山した今、鉱山の何を管理してるんでしょうか?
いよいよ出口です・・・。
うぉ!まぶしっ!!
ゴール!!戻って来たよマイン坊や♡
感想としては、リニューアルして、ホソキュリアン的な毒気がなくなり、まともな資料館になったなあって感じです。
うしるきゅんはホソキュリアン的なのを期待してたんだぞ!!
お土産コーナー
出口を出るとお土産コーナーと食堂がある建物に直結してました。
お土産コーナーではお土産のお高いお菓子とかメノウとかアメジストとか宝石の原石が売られてました。
あと食堂は閉店してました・・・。
こんな山奥の何もない所なのに食堂は無いのね・・・
平日だったからなのか経営縮小のためなのか555mのスライダーを滑るためのロープウェイが運行されてませんでした。
野外コンサートホールもなにもやってないので当然ガラガラ・・・。
というか来場客は私しか居ないような・・・。
15年以上ぶりに来た細倉マインパークは、リニューアルされていて、毒っ気全開のテーマパークから細倉鉱山を学ぶ施設へと変貌を遂げてました。そしてほぼ貸し切り状態なほど誰も見学してませんでした。子供の頃に来た時はそこそこ来場者が居たのでここ15年で何があったの?ってくらいの寂れようでした。
貴重な鉱山を見学できる施設なので宮城県にお越しの際は来てみては行ってみてくださいね。
次回は「細倉鉱山展示室」と細倉の山奥にある「山神社」を見学したから刮目してみてね♡
入場料・営業時間・アクセス
入場料 | 大人:470円、中高生:370円、子供:310円 |
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営業時間 | 3月1日~11月30日 9:30~17:00 12月1日~2月下旬 9:30~16:00 |
休園日 | 毎週火曜日(祝日の場合翌日休園)・年始年末 |
アクセス | ・東北本線「石越駅」で、市民バスくりはら田園線に乗り換え「マインパーク前」下車、徒歩10分 ・仙台駅から高速バス金成線で「栗原市金成庁舎前(金成総合支所前)」下車、 市民バスくりはら田園線に乗り換え「マインパーク前」下車、徒歩10分 |
場所 |
最後まで読んでいただきありがとうございました♡