みんなー!うしるだよー☆
前回、大野駅の駅舎や駅前ロータリーを散策したうしるきゅん
今回は大野駅周辺を散策するから刮目して見てね!
- 線量計貸出ステーション
- 大野駅前交差点
- 福島県立大野病院付近
- 小良ヶ浜野上線交差点付近
- 小良ヶ浜野上線を東へ
- 県道116号線交差点付近
- 旧ヨークベニマル大熊店付近
- 福島県立双葉翔陽高等学校付近
- 大熊町大字下野上字清水付近の交差点
- 大熊町立大野小学校付近
- 大熊町保健センター付近
- 大野病院付近へ戻る
- 大野駅到着
- 大野駅東口
- 今回の歩行ルート
線量計貸出ステーション
大野駅西口には線量計貸出ステーションがあるので、散策する前に線量計を借ります。
貸し出された線量計はこんな感じ。
Made in Germanyと書かれたお高そうな線量計でした。
我がドイツの医学薬学は世界一ィィィィーーーーッ!ってこと?
「9:15」に貸し出され、注意事項を説明された後、「9:18」に貸出ステーションから出ました。
0.0μSv(マイクロシーベルト)と表示されていて、壊れてやじゃないのかこれって思ったら積算線量を測るやつでした。
散策する前にトイレ行こっと!駅しかトイレなんてないだろうし。
大野駅前交差点
西口ロータリーの目の前からバリケードで覆われてました。
ロータリーからすぐの交差点を右に向くと、帰還困難区域の看板と通行止めのバリケードがありました。
そして左を向くと、またバリケードが見えました。
バリケードの中は9年前から放置されていて荒廃しつつある駅前商店街が見えます。
そして、西口でバリケード内をパトロールしていた車が目の前に止まってました。
9:28。
このバリケード付近で0.1μSv上がりました。
貸し出されてから13分経過した所です。
左側のバリケードの前を右折する道路は避難指示解除されていて通行できるので進んでいきます。
道路の両側をバリケードで封鎖されてる異様な光景が広がってます。
次の交差点付近には自動車以外は右折も左折も禁止の旨を書かれた看板が設置されてました。
福島県立大野病院付近
交差点を右に曲がった道路は封鎖されてませんでした。
左側は検問が行われていて自由に行き来ができないようになってました。
それでは真っ直ぐ進みましょう。
右側に、2020年3月5日に大野駅と同時に避難指示解除された福島県立大野病院が見えました。
避難指示解除されましたが開院されておらず工事中なのでバリケードがなされてました。
9:31。
ここで線量計が上がりました。
前回の計測からたった3分で0.1μSvあがりました。
先程のバリケードから大野病院付近の通りはめちゃめちゃ放射線量が高いようです。
単純計算すると2.0μSv/h(マイクロシーベルト毎時)つてこと!?
次の交差点が見えてきたところで、自動車以外直進と左折禁止の看板が現れました。
ゴーストタウンのようですが、ひっきりなしにダンプカーやトラックが走ってい、付近では工事が至るところで行われており、重機の音が響き渡っていて、いろんな意味で活気がありました。
看板の通りに交差点を右折して進んでいくと、次の交差点が見えてきました。バリケードに囲われていた異様な光景です。
瓦がボロボロに剥がれ落ちているコンビニ兼アパートの建物が見えます。
真っ直ぐ進んでいきます。
ひたすら真っ直ぐ進んで行っても、両側にバリケードが立ってる異様な道が続いてました。
訪問した日は強風が吹き荒れていて、そこかしこで工事を行ってる影響かかなり埃っぽかったです。
途中にある交差点の右側は工事が行われていて、工事車両がひっきりなしに出入りしてました。
そして、左側はバリケードが設置されていて、バリケードの向こう側は9年前のままの住宅街が見えました。
小良ヶ浜野上線交差点付近
進んでいくと、小良ヶ浜野上線(県道251号)との交差点が見えてきました。
交差点を越えた途端にフェンスが無くなりました。
え?間違って帰還困難区域に入っちゃった!?
間違って帰還困難区域にでも入ったのかと思いましたが、小良ヶ浜野上線から先が立入緩和区域だからバリケードが無くなったようです。
ちなみに立入緩和区域は立ち入りは自由ですが、宿泊と居住はできません。
9:48。
ここで0.1μSv上がりました。
前回の計測から17分です。
小良ヶ浜野上線を東へ
ここの交差点を右折して小良ヶ浜野上線を東へ進んで行きます。
この道路が、帰還困難区域と立入緩和区域との境界になっていて、左側はバリケードが建てられてますが、右側にはありません。
9:55。
ここで0.1μSv上がりました。
前回の計測から7分です。
ツルハドラッグ大熊店が見えてきましたが、バリケードが設置されてませんでした。
ツルハドラッグも帰還困難区域内のはずなのに。
県道116号線交差点付近
県道116号との交差点に辿り着きました。
ここから100m先で検問が行われていて、この先は帰還困難区域なので引き返しました。
交差点を左に曲がって県道116号を南下しようと思います。
ひたすら真っ直ぐの道が続いてました。
旧ヨークベニマル大熊店付近
進んでいくと、ヨークベニマル(スーパー)が見えてきました。現在は営業しておらず、駐車場に建設会社の事務所のプレハブ小屋が設置されていて、事務所の駐車場と化してました。
10:03。
この付近で0.1μSv上がりました。
前回から8分経過しました。
今更ではありますが、大野駅を訪問する時や駅周辺を散策する時は、事前に飲み物を持参した方がいいです。
駅には自販機は無く、駅周辺は立入が緩和されただけなので、コンビニもスーパーも営業しておらず、稼働してる自販機は一切ありません。
この自販機って9年前の飲み物がそのまま入ってるんだよね・・・?
福島県立双葉翔陽高等学校付近
進んでいくと双葉翔陽高等学校が見えてきました。
9年前からそのままなのか校門が開けっ放しになってました。
学校の中も気になりますが不法侵入になってしまうので真っ直ぐ進んでいきます。
前は畑だったのか田んぼだったのか、だだっ広い原っぱが広がってました。
10:11。
この付近で0.1μSv上がりました。
前回から8分経過しました。
物見櫓が見えてきました。
大分古いようですが、9年間も放置プレイされていたのにも関わらず倒壊してない頑丈が櫓ですね。
大熊町大字下野上字清水付近の交差点
県道116号を南下して行くと複雑怪奇な交差点に辿り着きました。
10:15。
この地点で線量計を借りてから1時間が経ちました。
現在の積算線量は0.6μSvです。
県道116号をさらに南下して大川原地区方面へ歩いていきます。
道路の脇が果樹園になってますが、2020年3月5日に立入緩和されるまでの9年間放置されてとは思えないくらい綺麗に整備されてました。
除草はしてたの?
100m進んだところで「ここから先は徒歩で通させないぞ!」と言わんばかりに、どこまでガードレールで塞がれてました。
ここって大野駅からの避難経路になってなかったけ?
これ以上進めなさそうなので大野駅に引き返します。
大熊町立大野小学校付近
引き返してる最中、大野小学校付近で新しめの戸建て住宅が立ち並んでいる新興住宅地があったので、住宅地へ突入してみようと思います。
10:33。
ここで0.1μSV上がりました。
前回の計測から32分経っているので、先程の交差点からこの付近までは比較的線量が低いようです。
9年間放置されていたので建物が汚れていて、庭は雑草が生い茂り、車は錆びてパンクしていますした。しかし窓が割られて荒らされてる住宅は少なめで、大半が荒らされてる様子も無く9年前のそのままでした。
駐車場に横向きに駐車されてる車がありました。パンクしているので9年間放置されている物だと思われます。
これってどうやって駐車したの?
住宅街にある公園は雑草ではなく、木が生い茂り森に返ろうとしいてました。公園って9年間放置すると森に返ろうとするんですね。
路駐したまま逃げたのか道路に車が放置されてました。
タイヤはパンクしてますが、車体が思いの外汚れてないし錆びてませんでした。
錆びてる車もあれば錆びてない車もあるけどどういうことなの?
住宅街を西へ向かいます。
空き地に桜が植えられていて、大野駅を訪問したのは3月中旬ですが花が咲いてました。
ルミネって言うアパートを発見。特に荒らされてる様子はありません。
9年間、もしくはそれ以上空き物件だった部屋は、荒らされてる様子が無く綺麗でした。
大熊町保健センター付近
ルミネから道を真っ直ぐ進んでいくと、大熊町保健センターが見えてきました。
ちょうど立入緩和区域と帰還困難区域の境にある小良ヶ浜野上線(県道252号)に辿り着いたようです。
結構新しめのアパートが帰還困難区域内にありました。
10:45。
この辺りたりで0.1μSv上がりました。
前回の測定から12分経過で、住宅街付近は線量が少し高いようです。
大野駅に戻ります。
両側をバリケードで囲われた道を戻っていきます。
10:54。
ここで0.1μSv上がりました。
前回の計測から9分経過しました。
大野病院付近へ戻る
大野病院が見えてきました。駅はもうそろそろです。
大野病院付近を真っ直ぐ進み、いよいよ駅前の住宅街に突入していきます。
11:05。
ここで0.1μSv上がり、いよいよ積算線量が1μSvを越えました。
前回の計測から9分経過しました。
左右が帰還困難区域のバリケードで閉鎖されてる交差点が見えてきたので、大野駅はもうそろそろ。
大野駅到着
11:07。
大野駅に到着しました。
駅に到着するのと同時に、大熊町役場のパトロールの車がコンコースに入ってきました。
大野駅東口
ついでに東口ももう一度散策してみました。
帰還困難区域に囲まれていて、コンコースしか歩けるところはありませんが・・・。
コンコースの一角にパトカーが止まってました
ポ、ポリスメン!?
なんかの資料に使用するのか、警察官2人組がカメラで駅周辺を撮影してました。
11:18。
2時間以上も歩き続けて疲れたので待合室休憩してました。
駅を出発した時は工事関係者以外誰も居ませんでしたが、この時間になると、鉄道マニアや制服を着たJRの職員など、駅を見学してる人が多かったです。
11:38。
待合室で休憩していると0.1μSv上がりました。
前回の計測から33分経過しました。
11:57。
次の電車の時間が近いので、線量計を返却しに線量計貸出ステーションへ向かいました。
線量計を返却時すると、免許証のコピーが返却され、貸出の際に氏名等を記入した線量計貸出依頼書 兼 線量通知書の写しを貰いました。
線量計を借りた9:15~11:57の2時間43分間で1.1μSvの放射線を浴びましたとさ。
12:19。
いわき行きの普通列車に乗車し大野駅を後にしました。
今回の歩行ルート
実は駅周辺を散策するのに、サイクルコンピューターでルートを計測してました。計測を停めるのを忘れていたので常磐線まで計測されてしまってますが・・・。
今回の歩行ルートは、大野駅の東西のコンコースと、大野駅から小良ヶ浜野上線までの歩行可能ルートと、双葉翔陽高等学校周辺です。歩行距離は4.77kmでした。
大野駅の近く(特に駅前通りから大野病院付近)が放射線量が高く、駅から離れれば離れるほど低くなる印象でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました♡