元IT土方の供述

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地震が発生した時の対処法を実体験をもとに紹介

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みんなー!うしるだよー☆

 

今回はねぇ!東日本大震災の経験者として地震の対処法と注意点を紹介するよ!

 

 

はじめに

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津波で世紀末と化した街

今日は3月11日。

8年前の2011年3月11日に東日本大地震がありました。

私は当時宮城県の実家に住んでいて、自宅を震度6強の地震が襲いました。宮城県は、昔から地震が多く、過去にも震度4〜震度5弱くらいの地震が何度か襲来したことがあるのですが、これほどまでに強く長い地震は初めてでした。

それに加えて津波です。津波は来ませんでしたが隣の隣の街が津波を襲い、つい数日前に買い物で訪れた街が世紀末と化していて、津波の恐ろしさを実感した出来事でもあります。

今回は、東日本大震災の経験を元に、巨大地震が発生した時、具体的にどう対処してどのように行動すべきか、対処法を筆者が震災に遭遇した時に撮影した写真付きで紹介します。

 

地震が発生したら

自宅にいる場合

揺れを感じたら机やテーブルの下に隠れましょう。地震の揺れと一緒にテーブルも動いてしまうので脚をしっかりと持つことを忘れずに

調理してる場合も同じで、火を消すことより自分の身を守ることを優先して、近くの机やテーブルに身を隠しましょう。

ガスは震度5以上の地震を感知すると自動的に止まるようになってるので、揺れが収まってから元栓を閉めましょう。

 

就寝してる場合

家具や棚が倒れてきたり、高い位置に置いてある物が落ちてきたりするので、布団を頭から被り身を守りましょう。揺れが収まるまで布団から出ないようにしましょう。

 

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高い位置に置いてあるものがすべて落ち、果ては棚という棚が全部倒れて、写真のような悲惨な状況になります。

そして、地震が発生したばかりの時(数日間)に重傷を負っても救急車も消防車も来ません。そもそも電話すら通じないです。

地震の時はちょっとした怪我でも命取りなのです。

 

写真のようにならないために棚や家具の転倒防止の器具を設置したり、重い荷物は下の方に置く、背の高い家具は使用しないといった対策も必要だと思います。

 

 

屋外にいる場合

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ブロック塀が全て倒壊した住宅

ブロック塀や電柱、自販機、鉄道や道路などの高架から離れましょう。

そしてカバンやバッグで頭をカバーします。窓ガラスや看板、コンクリート片など落下する危険性があるためです。

鉄道やバスなどの公共交通機関、スーパーやデパートなど公共施設の中にいる際も同じくカバンやバッグで頭をカバーし身を守り、揺れが収まったら係員の指示に従って非難しましょう。

 

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地震によって倒壊したブロック塀

巨大地震が発生すると写真のように、ブロック塀が根元から崩れて下敷きになってしまいます。東日本大地震の時はブロック塀が崩れてる所が何か所もありました。

こんなのが自分の方に崩れたら確実に死にますよね?

実際に去年の大阪北部地震でブロック塀の下敷きになって女児が亡くなるという痛ましい事後がありました。

www.hazardlab.jp

 

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コンクリートが剥がれ落ちた新幹線の橋脚

ブロック塀だけではなく、鉄道や道路の高架も危険です。地震対策で補強工事がなされてるので高架そのものが崩れる可能性は低いですが、高架にヒビが入ってコンクリート片が落下してきたらり、橋脚のコンクリートが崩れて、写真のようにコンクリート片が周りに散らばります。東日本大地震の時にそういう場所が何か所もありました。

 

揺れが収まったら

自宅にいる場合

1. 家族や同居人の安全を確認

声を出したり手を叩いたり物を叩いたりして家族や同居人の安全を確認します。

 

2. 脱出口の確保

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地震によって物が散乱した部屋

床一面に物やガラス片やプラスチック片が散らばっていて危険なのでスリッパや可能であれば靴に履き替えて、脱出口の確保を行います。

ドアが近ければドアを、ドアが近くになければ窓を開けておき脱出口を確保します。

 

3. 出火の原因となるものを排除

ガスの元栓を締め、通電火災の原因となるのでブレーカーも落としておきます。

電気ストーブやヘアドライヤー、オーブントースター等の電熱器具が床に設置したまま通電すると火災の原因となってしまいます。また配線がショートして火災の原因となるためでもあります。

 

就寝してる場合 

巨大地震のあとは停電してるの可能性が高いの室内は真っ暗ですので、懐中電灯で周囲の状況を確認します。

周囲の状況を確認出来たら先程と同じように1~3を行います。

  1. 家族や同居人の安全を確認
  2. 脱出口の確保
  3. 出火の原因となるものを排除 

 

外出してる場合

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地震で運行不可能になり乗り捨てられた電車

現在地から自宅から遠く徒歩で帰宅困難の場合や、夜間真っ暗で危険な場合は近くの避難所に避難しましょう。

また、鉄道やバスなどの公共交通機関、スーパーやデパートなど公共施設の中にいる際は係員の指示に従って非難してください。

 

津波や山・崖崩れの危険性のある地域の場合は即時に避難

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津波で拉げた大型トラック

津波や山崩れ、崖崩れの危険性のある地域にお住いの方は、脱出口の確保と共に最低でも可能な限り以下のものを持って指定の避難場所に避難しましょう。ただし、荷物の重くなりすぎには注意です。

 

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地震によって盛り上がった地面

地震の発生後は、地割れがあった地面が盛り上がってる箇所があったりと、普段より歩きにくくなってることを考慮しましょう。

津波の場合はとにかく早く高く頑丈な場所(マンション、ビル、高台など)に避難してください。

なお、以下の持ち物が見当たらない場合は無理に探さずただちに避難しましょう。

  • 現金
  • 身分証明書(免許証・保険証・マイナンバー等)
  • 通帳
  • 食料※
  • 飲料水(500ml以下の飲料水)
  • 軍手
  • ウェットティッシュ
  • ラジオ
  • 携帯電話・スマートフォン
  • 充電器
  • モバイルバッテリー

※食料は、嵩張らず保存性があって、調理と食器(スプーン・箸・皿など)が不要な物

 

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津波で流された瓦礫やトラック、自動車の山

 津波の危険がある地域は特に早く高い所に避難しましょう。津波が来てから避難するのは困難です。

流れてくるのは海水だけはなく、住宅や建築物の一部などの瓦礫、トラック、自動車、船など大型の物体も一緒に流れてきて、津波に飲み込まれた時点でアウトだからです。そもそも、津波の水流で立っていることも困難です。

 

避難する際は徒歩か自転車で

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余震の津波警報での渋滞

必ず徒歩か自転車で避難するようにし、絶対に自動車で避難するのは絶対にやめましょう。渋滞にはまって避難が遅れて渋滞する車ごと津波に流されたりと二次災害に繋がります。そしてなにより消防車や救急車などの緊急車両の通行の邪魔です。

 

地震の時にあってよかった物・欲しかった物

ここでは地震の時にあってよかった物・欲しかった物を紹介します。

 

飲料水

大地震が襲った直後は、断水し、そして数日間自宅の近くに給水車が来ないこともあります。水が無いのは死活問題なので飲料水は最低でも3日分、できれは1週間分は保管しておきましょう。

 

給水タンク(ポリタンク)

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地震が発生すると断水するので給水所まで給水しに行かないといけません。

ペットボトルだと本数が必要になって嵩張るし給水に時間が掛かるので、給水タンクや未使用のポリタンクがあると1回で10~20リットルの水が確保できるので便利です。意外と水はかなり使用するので1日でもそれくらいの量は必要です。

尾上製作所(ONOE) ウォータータンク 10L OWS-10C

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ウェットティッシュ

地震の後は断水していて水で手を洗えないのでウェットティッシュはかなり重宝します。もちろんシャワーも風呂にも入れないので身体を拭くのにも役立ちます。

 

自転車

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巨大地震が発生すると、中期間~長期間ガソリンを入手することが困難となるので、自動車やバイクを移動手段として利用できないものと思っていた方がいいです。そして電車やバスなどの公共交通機関も運休します。

そんな時に重宝するのが自転車です。特に籠や荷台があるママチャリがおすすめです。地震発生数日間は近くの小学校に給水車が来なくて、自宅から数km先の隣町の小学校まで給水しに行ってました。そんな時に自転車がとても活躍しました。行きは自転車に乗って向かい、帰りは給水タンクを自転車の荷台の籠に入れて自転車を押して戻りました。そもそも数kmも10リットル以上の水を持って運ぶのは困難です。

 

モバイルバッテリー

被災した時にこれは買っておけば後悔したのはモバイルバッテリーでした。当時はガラケーでバッテリーが1日持たないなんてことは無かったのでモバイルバッテリーは持ってませんでした。

私が住んでた地区は5日間停電してたのでそこまでバッテリーが持つはずもなく、携帯電話がただの文鎮としてました。そもそも震災の前々日から充電してなかったので直撃した日に無くなりましたが・・・。

 

できればモバイルバッテリーだけじゃなくて、AC電源も使えてバッテリーが大容量なポータブル電源も欲しかったなあって思います。5日間の停電はきつい・・・。

 

カセットコンロ

地震が発生するとガスも止まります。都市ガスの場合は復旧にかなり時間を要して1ヶ月近く経っても復旧しませんでした。ガスが使えないと調理が必要なものが食べられません。お湯すら沸かせないのでカップラーメンすら食べられない。

そんな時に、カセットコンロがあれば調理やお湯を沸かすことが出来るのでかなり重宝します。

 

石油ストーブ

 電気ガス水道等全てのライフラインがストップした状況で、かなり重宝したのが石油ストーブです。石油ストーブは乾電池と灯油があれば使用することができます。そして暖房だけではなくお湯を沸かせるので、カップ麺や水炊きに、冬場は水だとかなり冷たいので身体を拭くために使用したりしてました。

 

 

ラジオ

大地震が発生すると電気ガス水道が真っ先に寸断されますが、後々寸断されるのは、携帯電話やスマホの通信回線です。基地局の予備電源が切れたり、基地局から先の回線ケーブルが切断されてしまったりして使用できなくなります。私も震災に遭った当日の夜に携帯電話が圏外になりました。

そんな時に情報収集手段として役に立ったのは、電池だけで作動して通信回線を使用しないラジオでした。

 

 

懐中電灯

大地震が発生するとかなりの確率で停電するので必要になります。それに加え1人1個は最低でも必要です。共有して使うとバラバラに活動出来ないなくてかなり不便です。

2011年4月7日未明にかなり強い余震が来て停電になった際は、枕元に懐中電灯がなくて物が散乱する暗闇の中を探し回る羽目になったので、枕元に一つ置いておくことをおすすめします。

パナソニック LED懐中電灯 電池がどれでもライト ホワイト BF-BM10-W

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東日本大震災関連記事

こちらが東日本大震災に遭った時の写真や体験をまとめた時期になります。

www.itjigoku.com

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 また、現在でも津波に被災した当時の姿をそのままの残されてる「仙台市立荒浜小学校」という震災遺構があり、そこに行ったときのレポート記事がこちらになります。

www.itjigoku.com

 

まとめ

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大地震はいつどこで発生してもおかしくありません。昨年の2018年には、大阪で最大震度6弱、北海道では最大震度7と2回も大地震が襲いました。

いつ発生しても冷静に対処できるように日頃からの備えておきましょう。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました♡