今回は「某大手公共交通系ネットワーク更改案件」の話です
某大手公共交通会社のネットワークの更改作業の手順書や付属書類の作成、更改作業を行う案件です
毎日終電・休日出勤・泊り込み・パワハラが横行している某大手キャリア案件に入る前の案件になります
ちなみに下請け構造は↓の通りです
突然の転勤
この案件に参画して4ヵ月目のある水曜日、主任Uから来週の月曜日に某地方都市への転勤を命じられました。
転勤があると聞かされていましたが、あまりにも急な転勤に驚きました。
しかし、転勤先は地元なので実家から通うだけでしたので、アパートを借りる必要が無かったので、そこまで慌てる必要はありませんでした。
それでも酷いと思いますが・・・。
また、ゴールデンウィーク1週間前でしたので、今住んでいる社員寮はゴールデンウィーク中に片付ければいいくらいの感覚でした。
しかし、ブラックIT企業である我が社では、そんなのは楽観的な考えでしかありませんでした。
以下の2点を突き付けられることになります。
1つ目は引越し費用を1円たりとも会社が負担しないので、全額自己負担する羽目になったこと、
2つ目は、転勤するやいなや、転勤日に新卒の社員に明け渡せとの御達しがあったことです。
1つ目は、引っ越し費用を月末に申請しましたが、会社都合であっても一切負担しない契約だと一蹴されました。
勤務地すら選べないSESという名の実質派遣会社。
いかに会社が社員に金を出さないようにする姿勢が見えて、入社して半年にも関わらず辞めたくなりました・・・。
2つ目は、1週間あれば引越し準備できるんだからという、どう考えても屁理屈にしか聞こえない理屈で、寮の私物を片付けてさっさと部屋を新卒に明け渡せと言われました。
それもその1週間は通常勤務です。
当然の事ながら、そのうち5日は平日ですので勤務しているので、実質土日の2日間で引越しをしなければなりません。
今思えば、社員に配する嫌がらせにも見えなくありません・・・。
そもそも1週間あれば引越しできるという理屈もおかしいですが・・・。
どう考えても無理だったので、新しく入居する新卒に相談してゴールデンウィークまで預かってもらうことにしました。
ゴールデンウィーク明けのある日
転勤してやっと落ち着いてきたゴールデンウィーク明けのある日、直属の上司である上司Oから電話がありました。
ちなみに上司Oは下請けSIerT社の社員です。
今、漆君がやってる担当箇所の作業が大幅に変更されたけど聞いてる?
いや、聞いてないですね
今やってる手順書と資料の大幅修正と作業の大幅追加になるからよろしく
はい・・・
あと、明日の午後その件の打ち合わせに行くからよろしく
これは嫌な予感がしてきました・・・。
この仕事は私が初めて担当する仕事です。
今までは上司Oや私が所属しているチームの手伝いがメインでした、今回からは私が担当することになりました。
初担当でこんなに酷い目に合うとは思ってもみませんでした・・・。
翌日
東京に居る上司Oは打ち合わせの為に私が働いている事務所にやってきました。
コンフィグ作成チームと合流し、先日話が合った作業大幅変更について打ち合わせがありました。
※コンフィグ・・・ネットワークの設定ファイル
- 打ち合わせで話された内容は以下の通りです。
- 作業拠点が3か所から10か所に増える
- 元々予定されていた3か所でも作業対象機器が増える
- 今回初めての行う作業が入る
- 作業日が1週間前倒し
作業日に間に合うように仕事をしていた私には絶望的な打ち合わせでした・・・。
作業量が増えて、期間が短くなるだなんて・・・。
ちなみに、作業が前倒しになったことによって2週間で全ての資料作成とレビューを終えないといけません。
この日から毎日終電近くまで残業することになりました・・・。
金曜日
ネットワーク検証チームのKさんから電話がありました。
漆さん、進捗状況とか確認したいんで来週水曜日にやる予定だったレビューを前倒しにして来週の月曜日に行います
それで、来週1週間、漆さんとTさんはB事業所に来てください
※B事業所・・・関東某所にあるE社の事業所
あ、はい・・・
ちなみに、Tさんは私の会社の社員で同時期に入社した人です。
Tさんは私と同じ寮の住人で、同じく転勤してきました。
私がこの会社で他の自社社員と働いたのはこの案件が最初で最後です。
この電話によって、急遽関東某所に1週間出張に行くことになりました。
仕事を中断して宿探しを始めました。
自社がホテルを手配してくれるなんてことは無いので自分でどうにかするしかありません。
1週間宿泊できるホテルを探すのに骨が折れました・・・。
この日はホテルを探すのに時間がかかってしまったので、終電まで仕事をしました・・・。
そして次回は、主張して元請け企業E社の関東某所の事業所に出張した時のことを綴ります。
まさかこの出張が地獄の1週間になろうとは・・・。
つづく。