みんなー!うしるだよー☆
うしるきゅんはねえ!仙台駅東口にやってきたんだ!
そう、ここから深夜バスで9時間30分かけて金沢を目指すんだぞ!
果たして尻の中が取れる夢を見るのか!?刮目して見てね☆
刮目してね☆ではないぞ貴様!
グサッ!←薙刀が刺さる音
妾がバス酔いしやすいと知っとって、夜行バスで連れて行くとは何事じゃ!
あああああ!新幹線も飛行機も深夜バスの2倍以上お金を払わないといけないからだよおおお!
飛行機に乗せろ貧乏人!くたばれ変態!
ああああああああああ!
バスの発車時刻まで時間があったので、バスの待合室で待っていようと思ったら、21時で閉鎖されるとのことで追い出されました。これから発車する夜行バスがたくさんあるというのに追い出されました。
発車5分前だと言うのにバス停にバスが止まってません。
よ〜く見てみるとバスプールの端っこに、この辺りでは、まず見かけることのない模様のバスが止まってやがるではありませんか。間違いなく我々が乗車するバスです。こんな所でスタンバってないで早く乗り場に来いや!
発車時刻の2分前に太々しく乗り場までやってきました。コロナのせいでガラッガラの空気輸送だろうとと思ったら、それなりの行列出来てるのにギリギリに来やがって!
車内は夜行バスならお馴染みの3列シートです。
横幅が広く、シートは柔らかめ、上下に動かせるヘッドレストがあって寝やすそうです。一昨年乗車したドリーム横浜・仙台号よりは。
21:50 宮交仙台高速バスセンター
仙台駅東口を2分くらい遅れて出発したバスは、あっという間に次の宮交仙台高速バスセンターに到着しました。
仙台駅東口からは余裕で歩いていける距離だし、仙台駅西口の近くなので停車する意味がよく分からないバス停でございます。誰も乗車してこないし。
宮交仙台高速バスバスセンターの方が夜遅くまで待合室で空いてるから、ここから出発でよくない?
宮交仙台高速バスターミナルで発車時刻になるまで乗務員が、金沢までのルートと、車内トイレの場所と使用方法が説明されました。
そして、9時間30分の乗車のうち、車外に出られる休憩は、山形の「道の駅いいで」と、新潟の「妙高サービスエリア」の二箇所だけと説明されました。
道の駅いいでだの、113号線だの言われてもさっぱりどこを通るのか分からんのじゃが、貴様説明せい!
ええええ、面倒臭いよう!別に金沢に辿り着けばどこを通ろうがどうでも良くない?
貴様のけつの肉を愛刀で削ぎ落として、再起不能になった所で、道の駅いいでに置き去りにしてもええんじゃぞ?
わ、わかったよう!それじゃあ説明するよう!
北陸鉄道仙台線のルート
とりあえず、上の地図を見てね!
宮交仙台高速バスセンターを出発したバスは、仙台宮城インターから東北道・山形道を通って、山形県庁前、山交バスターミナルと山形県内のバス停に止まって、その後、一般道をひたすら新潟の新発田インターまで走行して、そこから北陸道をひたすら走って、富山県の黒部、魚津、滑川、富山駅、高岡高速バスセンターと止まって、終点の金沢駅東口に到着するルートなの
一般道を通るじゃと!?妾がバス酔いしやすいと知っての愚挙か!
グサッ!グサッ!
あああああ!説明してあげたのにこの仕打ちは酷いよおおおおおお!!
22:48 山形県庁前
東北道・山形道を通り笹谷峠を越えて山形県入りして、定刻通りに山形県庁バス停に到着しました。
真っ暗なバス停からは誰一人として乗車してきません。そりゃそうだ、こんな県庁しかない所、県庁職員しか利用しないし、県庁職員なら経費で落とせるから飛行機で行くに決まっている。
22:56 山交バスターミナル
そして、仙台駅西口を出発してから1時間以上が過ぎた頃に山形市街にある山交バスターミナルに到着しました。
このバス停からは2人乗車し、定刻通りの23時に出発しました。
山形から金沢に行く人はあまり居ないのね
山交バスターミナルを出発したバスは、本日最後の休憩所の道の駅いいでに向けて、ひたすら一般道を走行していきます。高速道路と違って縦にも横にも揺れが激しく、信号もあるので乗り心地が最悪で、早く道の駅いいで休憩したいくらい。もう早く着いて!!
0:05 道の駅いいでにて休憩
定刻通りに山形県飯豊町にある道の駅いいでに到着しました。
ここで0:20までの15分間休憩します。
外は仙台駅より寒く、長袖のシャツだけでは寒いくらいです。
車外に出たのは、タバコを吸いに出て来たおじさんと、トイレ休憩&運転手交代の為に出て来た運転手2人組だけでした。
深夜バスの車内は空気が悪いから、休憩の時は必ずお外に出るようにしているのよね
道の駅いいでを出発したバスは、細くてクネクネと曲がりくねった山岳地帯を走行していきます。なので横にも縦にも揺れが激しくなり乗り心地最悪で、とても寝れるような状況ではありません。
バス酔いする人は確実に酔うし、吐いてもおかしくないほど道が悪ったです。よくもまあこんな山道をルートに選んだよね。
ずっとうしるきゅんの背もたれを蹴っていた白夜たんが、静かなんだけど寝たのかなあ?
ちょ!一般道の横揺れ振動攻撃にやられて、泡を吹いて失神してる!?
後々怖いけど、見なかったことにしようっと・・・
4:00 妙高サービスエリア
山岳地帯を抜け高速道路を走り揺れがだいぶマシになったところでウトウトしていたら、急に消灯が点灯して目が覚めてしまいました。
2回目の休憩地点の新潟の妙高サービスエリアに到着したようです。
もう!やっと寝れそうだったのに!!
外に出てみると、真夜中だというのにムシムシしていて全然寒くありません。道の駅いいではもちろんのこと、仙台の方が寒いくらいです。
15分の休憩を終え妙高サービスエリアを出発したバスは北陸道を西へと向かい、うとうといてやっと眠れそうになったタイミングで定刻の5:10に黒部に到着。そして、魚津、滑川と10分おきにちょくちょく停車していくので寝かせてくれません。
前の座席だから扉を開けると冷たい風が吹き込んで寒いのよね・・・
6:00 富山駅前
一睡もすることなく富山駅に到着しました。
富山駅まで来たら終点の金沢駅まで残り1時間です。今から寝ても1時間しか寝られません。
6:21 高岡高速バスターミナル
富山駅を出発して20分ほどで高岡高速バスターミナル(無い広場)に到着しました。
高岡の市街地から離れた田んぼのど真ん中にあり、市街地に向かう電車も路線バスもなくタクシーでしか向かうことの出来ない、頭のおかしいバスターミナルですが降車する人が何人かいました。
ところで、高岡高速バスターミナルの地図を見てくれ、こいつをどう思う?
6:55 金沢駅東口
金沢駅東口に13分早く到着しました。
山形・黒部・滑川・高岡と停車バス停が多く、道の悪い山岳地帯の一般道を走行して乗り心地が最悪なので、9時間17分の乗車のうち全く睡眠を取ることが出来ませんでした。
仙台から富山、金沢に向かうのなら仙台駅東口・富山駅・金沢駅東口しか停車しないし、乗車時間が若干短い(9時間15分)JRバスの百万石ドリーム政宗号をお勧めします。乗ったことないけど。
ほうほう、速達の夜行バスがあるのに、わざわざこのバスを選んだのか
移動手段に夜行バスを選択しただけでも懲罰ものなのに、酔いやすい妾に、一般道を通り、停車も多いバスに乗車させおって、けつの肉が無くなるまで削ぎ落とされたいようじゃな!
グサッ!グサッ!グサッ!
あああああああ!百万石ドリーム政宗号の存在に気づいたのは仙台駅東口バス停の待合室で待ってる時だったんだよおおおおお!
うしるきゅんは金沢で星になったのであった。
最後まで読んでいただきありがとうございました♡