今回は、私が小学校低学年、確か小学2年の時だったと思います。
人生で初めて表彰状を貰ったことを書き綴りっていきます。
今週のお題「表彰状」ですからね!
今週のお題「ねこ」なんだけど?
先週は、ファンアートとか九州四国旅行に行った時のこととか今話題の裁量労働制について書いていて、後回しにしていたらいつの間にかお題が変わってたんですよねえ・・・
表彰状について書きたいエピソードはあるんですが、「ねこ」は1フレーズしか書くことないんですよね~
♡♡ねこは超絶最高に可愛い!♡♡
これだけです
お前マジでいい加減にしろよ!!
小学校の図工の時間
私が小学校2年生の時の図工の時間です。
空き瓶とか要らなくなったボタンとか粘土とかビー玉とか使って自由にアートを作ることになりました。
担任の教師からは、来週、この空き瓶アートを、教室の前の廊下に展示して市の偉い人にも見てもらうからちゃんとしたものを作るようにと言われました。
この市の偉い人っていうのは市の教育委員会の人だと思います。
私は、ビール瓶と一升瓶とかオロナミンCの瓶を並べて、接着剤とか粘土を使ってビー玉とかボタンとかくっ付けて「これ俺の城!(アホ面)」とかほざいていた記憶があります。
作品発表
「これ俺の城!」とアホ面でほざきがら空き瓶アートを作った図工の時間から翌週、教室の前の廊下に展示することになりました。
廊下には、教育委員会の人と思われる知らないおじさんおばさん爺さん婆さんたちが廊下の長机に並べられた空き瓶アートを見ていました。
教育委員会の人が私が作った瓶アートの前に集まってジロジロ見ていたのを今でも覚えています。
自分で言うのもなんですが「こいつの作品はすげえぞ!」って見られたんだと思います。
表彰式
本日の授業は全て終わって帰りの会の時です。
担任から「うしるくんは帰りの会終わったら体育館に行って、表彰式の練習があるから」と呼びさし出されました。今日午前授業で早く帰れるのに居残り命じられてガッカリしたました。
この後、1時間くらい練習させられ、こんなんだったら表彰されなければ良かったって思った覚えがあります。
練習から翌日、全校集会で表彰されることになりました。
一人一人呼び出され、体育館の壇上に上がって校長から表彰状を貰いました。
全校生徒に見られてる気がして緊張していた記憶がありますね。
全校集会なんてみんな、上の空か、友達とひそひそ喋って誰も見てないのにね。
ちなみに、いきなり表彰式の話になってますが、瓶アートが受賞を知らされた記憶がすっぽり抜けているからです。20年くらい前の事だしね。
美術館へ
表彰状を貰って数週間後くらい経った頃ですかね。私が作った空き瓶アートが県の美術館に展示されることになりました。
ある日の放課後、自宅に帰ると母から「今からあんたが図工で作った空き瓶のなんか見に美術館に行くから、出かける準備して!」と早々言われました。
なんで休日に行かないのか不思議でしたが、言われた通りに準備しました。(といってもランドセルを自分の部屋に置くくらいしかない)
美術館は自宅から遠く、母はペーパードライバーなので電車とバスを乗り継いで行くことになりました。(車は父が通勤に使ってる)
最寄りのバス停を降りて、母に連れられ美術館を目指しました。
最寄りのバス停から美術館まで遠かったのか母は迷いながら目指していたように思います。
かなり長い時間歩かされて美術館に到着しました。
中に入ると掛け軸とか巻物とか甲冑とか展示されていたのを覚えています。
この時、人生で一度も美術館に行ったことの無かったので、「美術館ってこういうの展示してあるんだなあ、美術館ってつまらないなあ」って思ってました。
一方母は、私の工作がどこに展示されてあるのか探して回ってました。
母は受付に「息子のうしるの小学校の授業で作った工作が県立美術館に展示してあるからやって来たんですけど、どこに展示されてるんですか?」
受付は「ここは美術館ではなく博物館です」と言いました。
ここは美術館ではなく博物館だったのです!!
この時、博物館も人生初でした。
休日にどこかに連れてってくれるような親じゃなかったんでね!
受付の日と曰く、ここから美術館へ行くバスは無いけど歩いて行ける距離だということで歩いて行くことになりました。
こんな母なので当然の事ながらわけのわからない山道に迷い込み、偶然山道を走っていたタクシーを捕まえ美術館へ向かいました。
タクシーで美術館へ向かうもとっくに開館時間を過ぎていて閉館していました。
美術館に展示された私の工作を見ることも出来ず、家に帰ることとなりましたとさ!
ちなみに、母は、私が学校に行ってる間にこっそり見に行ってたようです。
その後
この出来事から1年くらいたった小学校3年の時だったと思います。
去年貰った表彰状と空き瓶アートがどこにあるのか急に気になり、母に尋ねました。
そして母はからこんな言葉を返されました。
「そんなのとっくにゴミに捨てて無い」
ミニマリズムサイコパス女である母は、1ヵ月間1回も使わない物は捨てるというマイルールのもと、表彰状もその工作もゴミに捨ててしまったようです。
こんな母なので、勝手に捨てられた私物は星の数ほどあり、当時の私にとって大事な物の順位が著しく低く、このと重要性も良く分かってなかったので表彰状と工作が捨てられたくらいでは驚きもせず、「ふーん、そうなんだ」って特に気にも留めてませんでした。
ことの重要性に気付けよクソガキ小学3年生の俺がよ!!
まとめ
私は、この出来事から20年間一度たりとも表彰されることは無く過ごしてきました。
今後の人生においても表彰されるような未来は見えないし、こんな低スペックな人間が表彰される機会なんてある筈がないので、これが人生で最初で最後の表彰状になるでしょう。
そして、母によってゴミに捨てられ、私が表彰された証はこの世に存在しません。
これが私の人生最初で最後になるであろう表彰状の出来事です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!