昨日、こんな記事を見てハッと思ったんですよ
私のブログの読者様でもあり、私も読者であるTatsuyang (id:Tatsuyang)さんのブログなんですけど(勝手に引用してすみません)
車を運転している車を運転してる人ほぼ7~8割イラついてる&急いでる説を唱えている記事を見て、IT業界で働いていた時のことを思い出したんですよ
IT業界で働いてる人のほぼ7~8割がイラついてる&急いでるなって!
無理のあるスケジュールで納期に追われているからっていうのが原因なんでしょうけど
特にここ最近は、人手不足と元請け企業からの予算削減による人員削減、受注元からの要望過多で1人当たりの仕事量が増えてく一方なのに給料は上がらない状態なのでイラつくのも当然です
例に漏れず、私も基本イラついてました
今回は、そんなイラついてる人にスポットを当てようと思います
ちなみにあとの2~3割は完全に覇気が無くなって目が死んでいる状態です
だいたいそういう人は、精神疾患で辞めるか、失踪して辞めていきます
私もIT業界を辞めるまでの3か月間はそんな感じでした
失踪して辞めたんだよね?
恥ずかしながらそうです・・・
イライラを振りまく新卒社員
毎日終電・休日出勤・泊り込み・パワハラが横行している某大手キャリア案件の話です。
私はこの案件に携わっている下請け企業に派遣されていました。
そのイライラを振りまく新卒社員はその下請け企業に派遣されている別会社の新卒社員です。
彼女はかなりきつそうな性格をしていて、常にイライラしていました。
私は、彼女とは別チームなのであまり仕事で関わることはありませんでしたが、傍から見ていてもそのイライラが伝わるほどです。
今日も今日とて毎日終電で仕事をしていたある日のことです。
私がヒーヒー言いながらサーバ構築している時、別チームで接点が無くほとんど会話をしたこともない彼女が目の前で仁王立ちしていました。
私は彼女の逆鱗に触れるような事をしたんじゃないかと内心冷や冷やしましたが、ただ単に無くしものを探していたようなのです。
しかし、私に尋ねる時の口調が明らかに怒ったような口調でした。語気が強いよ・・・。
私だけではなく他の人にも怒った口調でしたので、それが彼女のデフォルトのようなのです。
ちなみに、彼女はチームリーダーと険悪でよく突っかかっていたと、同じチームの人や、同じ会社の人、チームリーダー本人(実はちょっと仲が良い)から聞かされていました。
同じ会社の人から聞いたのですが、入社してた頃は性格のきつさはありましたが、あからさまにイライラを振りまくような人ではなかったらしいです。
その人から話を聞くに、新卒なのに毎日終電・泊り込みも当たり前の炎上案件に入れられ、それも自分が希望していた仕事ではなかった(本当はプログラマー志望)のが原因だったたらしいです。
希望した仕事を選べないなんていうのは、IT業界、特にSESという実質IT専門派遣業界ではよくあることです。
プログラマー志望で入社したのにサポートデスクの仕事にばかりに派遣されているというのもよく耳にします。そもそも勤務地すら選べず、長時間通勤させられるなんていうのも当たり前です。(私も片道2時間通勤させれたことがあります)
キーボードを殴りつける社員
某金融企業のサーバ更改案件にいた時の話です。
一生遊んで暮らすにはどうすればいいかという議題に始まり、金持ちのヒモになるというしょうもない結論で完結する議論を交わすくらい仲の良い上司がいて人間関係がかなり良好だった時の話でもあります。
この案件は受注元の某金融企業に客先出向して勤務する形態を取っていて、SIer(通称IT土方)と呼ばれる数々のIT企業がそこに出向して働いていました。
今日も今日とて、上司と「IT業界はクソ過ぎる」という話題に始まり、「一生遊んで暮らすにはどうすればいいか」という議題に話が移り変わろうとしていた時です。
隣の島(デカい長机にたくさんの社員が座って仕事している状態)から「ドン!ドン!ドン!」と何かを叩く音が聞こえました。
後ろを振り向くと顔を真っ赤にしてキーボードを殴りつけている人(知らない別業者)がいました。
そしてキーボードを散々殴りつけた後、「こんなのやってられるか!」と捨て台詞を吐きオフィスから出て行きました。ちなみに、ここまで同じチームの人たちさえも制止したり咎めたりする人は居ませんでした。
そして、彼はこの日を境に見かけることがなくなりました。
ちなみに、IT業界にいるとこのような光景をたまに見かけます。
ロッカーを殴りつけて凹ませる社員
これも、某金融企業のサーバ更改案件にいた時の話です。
同じく仲の良い上司でしたが案件自体は別になり、その上司と私と2人だけでプロジェクトを回していた時の話でもあります。
今日も今日とて、本当は4人チームでやる予定だったのに予算削減の影響で2人でやる羽目になって、帰宅時間がほぼ毎日、夜の10時以降になっていたある日の事です。
夜の8時を過ぎた時です。
隣の島から「ドーン」と大きな物音がしました。
最初は何か重い物を落とした音なのかと思いましたが、後ろを振り向くと1人(知らない別業者の人)が目の前を通り過ぎていきました。
そして、要件定義書、手順書、仕様書といった書類が入っているロッカーが壁一面に設置されているのですが、それを思い切り殴りつけてオフィスから出て行きました。
当然、ロッカーの扉が凹んでいました。
あの「ドーン」という大きな物音は机を殴っていた音だと思いわれます。
そして、彼はこの日を境に見かけることがなくなりました。
ちなみに、その人と同じチームの人たちが、しばらく茫然としていたのが印象深かったです。
仲の良い上司でも険悪ムードになる労働環境
これも、某金融企業のサーバ更改案件にいた時の話です。
同じく、仲の良い上司と私と2人だけでプロジェクトを回していた時の話です。
今日も今日とて、本当は4人チームでやる予定だったのに予算削減の影響で2人でやる羽目になって、多忙な毎日を送っていたある日のことです。
今日は、仕事がひと段落終わったので早く(それでも夜の8時を過ぎていた)帰ろうと帰り支度をしていた時です。
漆君、もう帰るの?
ええ、今日やる予定だった仕事も終わったんで
え?本当に!?まだまだやることあるんじゃないの!?明日から結合試験なんだよ!
その結合試験の仕様書も手順書の修正も終わって、今日の会議で追加された仕事も終わったてさっき言ったじゃないですか!
今日の会議で受注元の某金融企業の社員から追加の仕事を依頼されたのですが、それが思ったよりも早く終わったので帰ろうとしていました。
それはそうだけど、なんかやり残したことあるんじゃないの!?
普段は残業を強要するような上司ではなく、反対に残業しないで早く帰れと言うタイプの人です。
普段から「残業はクソ」「残業のせいで自分の時間が削られるから嫌だ」と私と同じく残業を嫌っていて、自分の仕事を終えるとさっさと帰る人でもあります。
そして、上司と口論の末、私はさっさと帰宅しました。
また別の日にもこのように険悪ムードになったことがあります。
サーバ構築のために電算室へ向かい、対象のサーバが格納してあるラック(サーバを収納するための棚のようなもの)の開けようとしたところ鍵を自席に忘れたのを思い出したました。
ちなみに、電算室には最低でも2人1組で入るルールになっていて、私が出ると上司も出ないといけません。
すみません、ちょっとラックの鍵忘れてしまったので取りに行きます
は?なんで忘れんだよ!!行く前にちゃんと確認しろよ!!
上司は鍵を忘れた私に対して怒鳴り散らしました。
・・・(#^ω^)ピキピキ
私が忘れたのも悪いのですが、ここまで怒る必要な無いんじゃないかと頭に来ました。
普段怒鳴り散らすようなタイプの人では無いのに・・・。それもこんな小さなミスで。
この日は、険悪ムードのまま上司と一切話しをしませんでした。
このプロジェクトに携わっている最中は、この上司とよく険悪ムードになることがありました。
毎日怒鳴り散らしてばかりの上司
毎日終電・泊り込み・休日出勤が横行している上、パワハラ上司の独裁政治が敷かれている炎上案件こと官公庁向けサーバ構築案件の話です。
毎日怒鳴り散らしてばかりなのは、このブログでよく取り上げていたあの上司です。
誰かがミスをしたり、進捗が思うように進んでない場合、必ず怒鳴り散らします。
むしろ、怒鳴り散らさない日はありません。
この上司のせいでチーム全体が、イライラしているか、完全に覇気が無くなって目が死んでいる状態かに二分されていました。
そして、上司が居なくなると必ずと言っていいほど「もっと給料が安くていいから残業の少ない業界に転職したい」「IT業界から足を洗うのが夢」という話題で盛り上がってました。主に私を含めて同じようにSES派遣されてる人たちですが。
上司がこんなパワハラ野郎なので、毎週のように自社に「退場させてくれ」と懇願していました。
当然、聞き入れてはくれませんでしたがね!!
まとめ
こんな感じで、物を破壊したり、仲が良くても険悪ムードになったり、怒鳴り散らすパワハラ野郎がいたりするのが日本のIT業界です。
IT業界は、残業が多い・給料が安い・短命(40歳で定年という意味でも、過労と言う意味でも)という最悪な労働環境に加えて、人間関係もすこぶる悪いという救いようのない業界です。
こんな業界に入ろうとしている奇特な人も含めて絶対にお勧めしない業界です。
過去に戻って人生をやり直せるのなら絶対にIT業界に入りません!!
むしろ過去に行って、過去の自分をぶん殴ってでもIT業界へ入らないようにします!
それくらいお勧めしません!
そして、私はこの業界に入ってしまったことをしています!
この業界で得たものは、ストレスと日本のIT業界の暗部だけです!!
では、最後に一曲歌います。
長時間労働、多重請負・多重派遣、企業間の給与格差といった日本のIT業界の暗部を表した曲です。
オフィスの中には 魔物がすむの
仕事のなかまは みんな目が死んでる
納期にかけた生活 だから みんな目が死んでる
わたしとあなたは 同僚じゃないけど
わたしの上司は あなたの上司
だいたいそんな感じ IT土方
IT業界は 過酷な世界
仕事の上司は どこか急に消えてく
失踪するのは好きじゃない でも 逃げる時は逃げる
私の会社は残業代付かないけど
あなたの会社は定時過ぎてから
だいたいそんな感じ IT土方
なんかどこかで聞いたことがある曲なんだけど?
シー!余計なこと言わないの!
客先常駐SEの皆さん!転職しませんか?
客先常駐SEの皆さん、特にSES契約で働いてるみなさん転職してみませんか?このまま今の会社に留まっても職務経歴を含めてなにも得るものはありませんよ?
SESに任される仕事と言うのは、基本的に、雑用で誰にでもできる仕事か保守や環境構築といった技術的ではあっても社員のキャリア形成に繋がりにくい仕事を任されます。だから自社社員を採用せず、わざわざ外部からお金を払ってSES呼んで仕事させてるのです。つまり転職に不利。
転職に不利な上に、このまま今の会社に留まっても常駐先には年齢制限があって(40~50歳)行き着く先は高齢失業です。
年齢に比例してスキルや実務経験をよりシビアに求められていき、どんどん転職が不利になります。
つまり早め転職活動がSESから脱却する可能性を高めてくれます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!!