みんなー!うしるだよー☆
うしるきゅんはねえ!福島県の常磐線「原ノ町駅」にやって来たんだ!
ここから2020年3月14日に再開したばかりの浪江~富岡間を乗車するから刮目して見てね♡
原ノ町駅
原ノ町駅から7時52分発水戸行きの乗り換えて、2020年3月14日に再開したばかり浪江~富岡間を乗車します。
水戸行きの電車は首都圏を走ってるE531系電車でした。正直こんな福島の北部でお見掛けすることになるとは思わなかったし、正直、毎朝の満員電車を思い出すからお前の顔は見無くなかったぞ!
毎朝毎晩ギュウギュウ詰めに圧縮され通勤した苦い思い出・・・
乗客は全線開通を機に乗車してきたような鉄道マニアがほとんどで、乗客は地元の利用客はごくわずかでした。
車内が異様にピカピカで新車のような独特な臭いが車内に充満してました。
まさかこれは!?
2020年に製造されたばかりの新車でした。
首都圏も走行する車両だけあって、扉の上に首都圏のJR路線ネットワークが張り出されてました。
常磐線は茨城県の高萩駅までで途切れていて、現在乗車してる区間は蚊帳の外でした。
原ノ町駅を出発すると、住宅がまばらになっていき、遠くの方に海岸線が見えるくらいの田園風景の中を走っていきます。
原ノ町駅から4駅先の浪江駅に近づいてくると住宅街に突入していきます。
住宅街と言っても大半の住宅は空き家で、ガラスが割れてる住宅や瓦が剥がれ落ちている住宅もチラホラとあります。
浪江駅~双葉駅
3月13日以前までは不通区間の末端だった浪江駅に到着しました。
1年前に訪問した時は使用されてなかった1番線ホームに停車しました。
3番線ホームはどうなったのかな?
単線の常磐線のすれ違い駅になっていて、反対ホームの2番線には原ノ町行きの電車が入線してきました。
同じE531系なので車窓が関東のどこかの駅にいるような気分です。松戸駅?柏駅?我孫子駅?
1年前(2019年3月)に浪江駅を訪問した時の様子はこちらだよ!
浪江駅を出発してすぐに住宅街を抜け田園風景の中を、そしてすぐに山の中を走行していきます。現在も帰還困難区域になっていますが、民家の無い山の中を走行してるので
山を抜けた途端に住宅が見えてきました。いよいよ双葉駅のようです。
2020年3月5日に避難指示解除されたばかりの地域なので車窓から見える住宅には誰一人住んでないという異様な光景が広がってます。
双葉駅の目の前にある踏切は交通量が多く渋滞してました。
そして再開したばかりの双葉駅に到着し、使用されたばかりの新駅舎が見えました。
鉄道マニアばかり乗車してる電車ですが、双葉駅で下車する人は誰も居ませんでした。
双葉駅~大野駅
新駅舎の奥には旧駅舎が解体されること無くそのまま残されていました。
双葉駅を出発すると、住宅街の中を走行していきますが、人ひとり住んでおらず、交通量が異様に少ないゴーストタウンのような光景が広がってます。
そして住宅街を抜けて森の中に突入していきます。
山が開けたと思ったら、巨大な倉庫のような建物を建築してる様子がチラッと見えました。福島第一原子力発電所から一番近い区間なので中間貯蔵施設なんでしょうか?
そしてまた森の中へ。
山を抜けるとすぐに大野駅に到着しました。
双葉駅~大野駅間の動画はこちらです。
大野駅
大野駅で一旦下車してホームや駅舎を見学し駅周辺を散策しました。
ちなみに、大野駅で下車したのは私一人だけです。
大野駅~夜ノ森駅
大野駅を散策した後、12:18発のいわき行きの電車に乗車して、引き続き再開区間を乗車していきます。
私の他に一人スーツケースを持ったスーツ姿の男性が乗車していきました。
原発関係者なの?
大野駅を発車するとしばらく住宅街の中を走行していきますが、帰還困難区域内なので人の存在を感じないゴーストタウンそのもの。もちろん交通量も皆無なので路駐して放置された車が見える程度。
大野駅を出発して1分くらいで森の中に突入しました。
森を抜けると盛土された高い所を走行し、熊川を越えていきます。
川の近くには、歩道もしっかり整備された比較的大きな道路が見えますが、帰還困難区域内だけあって車一台走行してません。
また森の中に突入していきました。
一瞬だけ森を抜けて高台を走行していきます。
帰還困難区域にある道路ですが、自動車の通行は可能なのかそこそこ交通量がありました。
森を抜けて夜ノ森駅に到着。
周りと一段低い所にホームがあるので斜面しか見えませんが。
大野駅~夜ノ森駅の動画はこちらです。
富岡駅~竜田駅
2020年3月13日以前は不通区間の末端駅だった富岡駅に到着しました。 ホームから海が見える駅で海まで何もない更地が広がっています。
東日本大震災の津波被害に遭った駅で100m北へ移設されて現在の位置に。それでも津波被害に遭いそうなほどの距離です。
夜ノ森駅~富岡間を撮影するの忘れてたの・・・
富岡駅では下車せずにそのまま乗車します。
竜田駅
そして富岡駅の次の竜田駅で下車しました。
竜田駅は2017年10月21日の富岡駅再開まで不通区間の末端駅でした。
特急列車が止まりそうな10両くらい不通に止まれそうな長いホームです。
現在駅の改築工事が行われていて骨組みが見えてました。現在の駅より大きな駅舎になるようです。
ホームからは遠くの方に海が見えます。
竜田駅は、いかにもローカル線の駅と言ったこじんまりとした木造の駅舎です。
現駅舎のすぐ隣に建設真っ最中の新駅舎がどーんと建ってました。
新駅舎は、ほぼ骨組みしかないのですが2020年6月に使用開始するらしいです。
今の駅舎の3倍くらいでかいよね
竜田駅で下車したのは太平洋が一望できる絶景露天風呂がある温泉があるからです。
180度太平洋が一望できるような絶景露天風呂でアブラ臭のする泉質も景色も最高の温泉でした。
この温泉の記事は後ほど上げる予定だから待っててね♡
夜の常磐線
昼からずっと温泉に入ったり休憩スペースで寝てたりしてたら、こんな夜遅く(20時半)になってしまいました。辺りも真っ暗です。
窓口が閉まっていて切符が購入できないではありませんか!
自宅の最寄り駅はSuicaのエリア跨ぎになってしまうので使用できず、券売機は設置されてません。
乗車駅証明書発行機はあるけど、自宅の最寄り駅の窓口は夜中は営業してないから改札の外に出られないような・・・。
え?駅の中で一夜明かすの!?絶対に嫌だよう!
電車を待ってる時に気付きましたが竜田駅には線量計が設置されていて、駅の放射線量は0.106μSvでした。全国的な平均が0.05μSv/h前後なので若干高いようです。
こんな時間に利用客なんて誰も居ないだろうと思っていたら、いわき方面の列車に乗車する利用客が1人居ました。
仙台・原ノ町方面の最終列車の20:53発の原ノ町行きに乗車します。
田舎の最終列車はめちゃめちゃ早いのよね・・・
富岡駅
富岡駅は、近くにホテルや住宅があるので
海側は真っ暗だけどね!
夜ノ森駅
夜ノ森駅に到着しました。
名は体を表すと通り夜の森のような真っ暗な駅でした。
駅の近くは住宅街ですが、2020年3月5日から帰還困難区域から解除されたばかりなので近くに誰も住んでないのでしょう。下車する人は誰も居ませんでした。
夜ノ森駅を発車すると帰還困難区域内を走行するので、トンネルの中でも走ってるかのように真っ暗でした。昼間は所々民家が見えてたのに。
大野駅
大野駅に到着しました。
ホームと駅舎、駅の周りの街頭だけが薄っすらと灯っているだけの不気味な雰囲気の駅でした。
辺りが帰還困難区域に囲まれてるだけあって下車する人は誰も居ませんでした。
最終列車で大野駅に下ろされたら絶望感しかないよね・・・
帰還困難区域内を走行するので真っ暗なのですが、遠くの方にポツーンと明かりが灯ってるのが見えました。
街灯なの?それとも福島第一原発?
双葉駅
双葉駅に到着しました。
夜ノ森駅と同様に2020年3月5日から帰還困難区域から解除されたばかりの駅なので、駅の周りの街頭だけ灯っている真っ暗な駅でした。街灯が多いので大野駅より若干明るい気がしますが。
もちろん下車する人は誰も居ません。
浪江駅付近になると真っ暗だった車窓に明かりが見え始めました。
営業している店舗や居住してる住宅がたくさんあるのでしょう。
浪江駅
浪江駅に到着しました。再開区間はここで終わり。
4年前に再開した駅で帰還した住民がいるのか、新たな住民なのか、2人下車していきました。
原ノ町駅
原ノ町駅に到着しました。
ここで仙台行きの電車に乗り換えなのですが、乗り換えの電車は別のホームに止まってやがりました。電車が2分程度遅れていたので、ここでの乗り換え時間はたったの2分。これに乗り遅れたら寒空の中1時間以上もホームで待たないといけません!!
乗車してきた列車の遅れを待つことなく発車するようで、仙台行きの列車が間もなく発車するとアナウンスもあり、乗り換え客が一斉に隣のホームへダッシュしていきました。
駆け込み乗車推奨ってこと!?
思いっきり駆け込んで、なんとか仙台行きの列車に乗車できました。
もう!同じホームに止めといてよ!!
まとめ
乗車して思ったことをまとめたゾ!
- 再開区間の各駅は帰還困難区域に囲まれているので復興がまだまだといった感じ
- 特急ひたちが微妙な時間帯にしか走ってないから使い勝手が悪い
- 特急ひたちを早朝帯と夜間帯に増便するか時間をずらして欲しい
- 原ノ町駅での乗り換えは同じホームにして欲しい
最後まで読んでいただきありがとうございました♡