元IT土方の供述

男の娘バーチャルブロガーがお絵描きしたり、深夜バスに乗ったり、旅行に行ったりするブログだぞ!

元IT土方の供述

『須川温泉 栗駒山荘』標高1100mの秘湯の絶景露天風呂に入浴してきましたの!

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みんなー!うしるだよー☆

 

うしるきゅんは、岩手県の一ノ関駅にやってきたんだ!

 

ここから路線バスで90分の標高1100mの所にある須川温泉って言う秘湯に入りに行くんだ!

 

今週のお題「残暑を乗り切る」だからね!標高の高い所で避暑しようと思って行ってきたんだぞ!

 

 

須川温泉とは

須川温泉はこんな温泉だぞ!

  • 栗駒山の秋田県と岩手県の県境の標高1100mの所にある温泉
  • 温泉施設は、秋田県東成瀬村の『須川温泉 栗駒山荘』と岩手県一関市の『須川高原温泉』の2つのみ
  • 公共交通機関は一ノ関駅から出ている1日2本のバスのみ
  • 秘境であり豪雪地帯なので11月上旬から4月下旬まで雪に閉ざされ休業

 

路線バスで須川温泉に向かいますの!

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一ノ関駅から1日2往復しかない岩手県交通のバスの須川温泉線で終点の須川温泉を目指します。

平日なのに凄く並んでるなあって思っていたら、隣の厳美渓行きのバスの列でした。

 

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須川温泉行のバスがやって来ました。

所々車体が錆びているくらい古びたバスでした。大丈夫?山登れる!?

そう、この古びたバスで90分も揺られて須川温泉に向かわないと行けません。

もちろん路線バスなのでトイレなんてありませんし、トイレ休憩すらもありません・・・。

 

最近下痢気味だからウ〇コ催さないか心配だよう・・・

 

そんなに不安だったらおしめを履けば良かろう

 

うしるきゅんにだってプライドがあるんだ!絶対に嫌だぞ!

 

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田舎のバスにしてはそこそこの乗車率で温泉地に向かうバスって感じでした。それにしてもみんな温泉地に向かうって感じの恰好じゃないけど・・・。

 

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と思っていた時期が僕にもありました。

一ノ関駅から乗車して20分ほどの厳美渓バス停までにほとんどの乗客が下車して行き、向かいの席に座っていて私と中年男性の2人のみ。

 

こんなにもバスで行く人居ないの!?

 

わざわざ路線バスで90分もかけて行くような物好きはそうそう居ないと思うぞ

 

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山谷バス停を過ぎたあたりから民家も田畑もがまばらになり、いよいよ山岳地帯に突入していきました。道が険しいのか、バスがボロイのか、それとも両方なのか上下左右に揺れが激しくてバス酔いしそうなほど・・・。

 

おお~激しい( ^ω^)

 

そして、真湯バス停を過ぎてから急激に道が険しくなり、バス同士だとすれ違えなそうなほど狭い道を爆音を轟かせながら延々と登っていきます。

 

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なんか臭いぞ・・・。バスが坂を登るにつれて車内が焦げ臭くなってきました。

本当にこのバス大丈夫なの?

 

こんな森の中で故障しない?それとも燃えたりしない?ねえ?

 

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降車ボタンの調子が悪いためブザーが鳴らない場合がございます」なんて貼り紙が貼られてるようなオンボロバスだもの不安しかないぞ・・・。

 

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 真湯から須川温泉までの約15kmの間に一ツ石・オーレン・渡河点の3つのバス停があるのですが、こんな感じの何もない森の中にあって誰が利用するのか分かりません。なんでこんな所にバス停を設置したの?

 

こんな山奥のガチ秘境で降ろされたら顔面蒼白だよう・・・

 

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10時24分、終点の須川温泉バス停に到着しました。バス停は「須川高原温泉」の建物の入り口の目の前にあるようです。

 

うおっ!さむっ!

 

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標高1100mの所に来ると涼しいを通り越して肌寒い!8月なのに半袖だとちょっと厳しいくらいの寒さ。

 

ところで白夜たん、顔面蒼白なんだけどそんなに寒いの?

 

あんなにもバスが上下左右に揺れるから酔ってしもうたわ・・・

 

そうなの?うしるきゅんが背中ポンポン叩いて楽にしてあげるぞ!ポンポン!!

 

何をする!やめろ!!

 

グサッ!(⇐薙刀で刺される音)

 

あああああああああああああ!薙刀でこめかみ刺さないでえええええええ!!

 

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すぐ近くには硫黄臭がプンプンする温泉の川が流れてました。 いやあ、風情がありますなあ。

 

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温泉の川は山の奥の方まで続いてる感じです。

この先に源泉があるのかなあ?

 

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あっつ!!

 

川に手を沈めてみるとと熱くて熱くて5秒も触れません!そして、硫黄臭と共に酸っぱい臭いが手にこびりつきました。

 

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そして須川高原温泉から歩いてすぐの所に岩手県と秋田県の県境があります。バス停から徒歩2分のあっけない県境越えです。

 

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そして目の前には「熊出没注意」の看板が・・・。

そりゃあ熊の生息域に温泉地があるような所だもんね出没しない方がおかしいよね?

 

須川温泉 栗駒山荘

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須川温泉の秋田県側の温泉施設『須川温泉 栗駒山荘』にやって来ました。バス停から歩いて3分くらいの近さの所にあります。

ちなみに、この温泉施設は日帰り温泉だけではなく宿泊もできます。

 

本当は須川高原温泉から先に入ろうと思ったけど、平日の午前にもかかわらず混んでたからこっちに来たのよね・・・

 

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建物に併設されてるウッドデッキからは、どこまでも続く山々が見えてとてもいい景色。

 

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館内に入ると目の前に土産物売場がありました。

東成瀬村の名産品のトマトを使ったソースや、稲庭うどんや、なまはげのTシャツなど秋田に来たんだなって実感させるものばかり。

あっけない県境越えだったので、ここに来て初めて秋田に来たって実感がありました。

 

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宿泊客は受付で、日帰り入浴は券売機で購入でした。

日帰り温泉の入浴料は700円と宿泊施設の温泉としては比較的安めでした。

 

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靴を脱いで靴箱に入れまっすぐ伸びる通路を進んで浴場へ。突き当たりの前が男湯、突き当りにあるのが女湯です。

脱衣所は籠式のみでロッカーが無いので、靴箱の近くにあるコインロッカー(100円返却式)に貴重品を入れておきます。

 

内風呂

 脱衣所の扉を開けると床から天井と壁まで木の板で覆われた木のぬくもり溢れる浴場が現れました。窓が大きく取られていてとても開放的で、どこまでも延々と続く山々が見えてとても綺麗でした。

内風呂は30人が余裕で入れそうなほどの細長い湯舟で、湯舟の真ん中に丸太をくり抜いて作ったような大きな湯口からドバドバと硫黄臭漂うお湯が注がれてました。

 

温度は熱すぎず温すぎずちょうどいいい加減で、ph2.2の強酸性泉で酸っぱい匂いに硫黄臭が混じったような匂いが漂う温泉でした。

薄っすらとエメラルドグリーンの乳白色で、細かい湯の花がぷかぷかと浮いていました。

山形の蔵王温泉に近いような泉質ですが、あちらの方は底が見えるくらい透明に近いのにこちらは底が見えない程真っ白。そして、酸性度が蔵王温泉より低いのでピリピリ感が抑えられてマイルドで、それでいてヌメヌメ感がないさっぱりとした温泉でした。

しかし、風呂からが上がるとピリピリとした感じが強まり中々収まりませんでした。ここより酸性度の強い蔵王温泉では、風呂から上がるとピリピリ感は無いのに不思議。

湯口から注がれるお湯を熱さに耐えながら掬い上げてペロッて舐めてみると酸っぱい!しかし、蔵王温泉のようなしょっぱさは無く、似てるようで違う泉質と言う実感がわきました。

 

ちなみにここの源泉は岩手県側から引っ張ってきてるらしいぞ!

 

 

露天風呂

内風呂から外に出て階段を降りたところに露天風呂がありました。

露天風呂からは何も遮るものが無く、延々と続く山々や樹海が一望できてるほど素晴らしい景色が広がってました。

それにしても、真正面から見える一本の道路以外、全く以て人工物の類が一切見えないのでとんでもない秘境に来てしまった感じがします・・・。

 

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露天風呂も30人以上は入れそうな広さの細長い木造の湯舟ですが、若干こちらの方が狭い気がします。

丸太と木製のバスチェアーが設置されていて火照った身体を冷ましながら景色を見られるという粋な計らいもありました。

泉質は、内風呂と同じく酸っぱい匂いと硫黄臭がする乳白色で細かい湯の花が浮いてました。

最初は、温度も同じく熱すぎず温すぎずちょうどいい湯加減だと思っていたのですが、時間が経つにつれてどんどん熱くなっていき、火照った身体を冷ましてからもう一度入ると熱くて全身入るのを一瞬ためらうほどでした。

 

日当たりがいいので乳白色の水面が反射してすごく眩しくちょっと目を開けてられない程でした。訪れた日は、曇りがちで天気が微妙でがっかりしたけど、この時ばかりは曇り時々晴れで良かったと思えました。

 

脱衣所と浴場が撮影禁止だから写真は無いの・・・

 

FaceBookの栗駒公式アカウントの画像と動画と、ユキたんの貴重な入浴シーンでゆるちて・・・

 

読者の皆さんが許しても、この私が許しませんよ・・・

 

ユ、ユキたん!?いつの間に!?

 

私の入浴してるところを載せといて覚悟はできているんですよね・・・?

 

あああああああああああああああああああああああ!!

 

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風呂上りはお腹が空いたので2階に降りたところにあるレストラン(受付と風呂は3階)で昼食にしようと思います。

 

お腹がペコちゃんなの・・・

 

展望レストランくりこま

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ひっきりなしに人が入ってた浴場からどんどん人が居なくなっていたので、てっきりここのレストラン昼食でも

 

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木のぬくもりがあふれていて、とても清潔感のあるレストランでした。

 

床がテッカテカだぞ!

 

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展望レストランと言うだけあって露天風呂と同じくどこまでも延々と続く樹海が一望できる絶景レストランでした。

 

メニュー

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この温泉施設がある東成瀬村の名産品の赤べごを使用した赤べご重が気になりましたが、風呂上りなのであっさりしたものが食べたいので、赤べごご飯とざるうどんのセットを注文しました。それも赤べご重お高いし。

 

妾はもちろん赤べご重を食べるぞ!

 

は?何を言ってるの?お金を持ってない人に食べさせるご飯は無いんだぞ!

 

ほら!狐さんなんだからそこらに広がる森にたくさん野ネズミいるでしょ?それでも食べてればいいんだよ!

 

この妾に飯を奢らないどころか畜生扱いするとは、どこまで妾を愚弄すれば気が済むのじゃ!貴様ああああああ!!

 

あああああああああ!薙刀で刺しても奢らないでござるよおおおおお!!

 

赤べごご飯とざるうどんのセット

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ざるうどんは秋田名物の稲庭うどんで、赤べごご飯は赤茶色で美味そう!

 

ああああああ!美味そう!!

 

いただき!これは妾のじゃ!

 

ちょ!それは私のおいなr・・・うどんなの!!

 

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稲庭うどんって初めて食べたのじゃが平べったい素麺みたいな麺でもちもちと喉越しがいいのう。それにつゆの塩加減と甘さが程よいのう!

 

それうしるきゅんの!勝手に食べないでええ!!

 

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なんじゃ?このほうれん草の茎みたいなのは?山菜か?

なんかネバネバしておって、おひたしなのかと思ったら味が全然しないではないか!

 

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うどんの具なのかのう?

めんつゆに投入してうどんと一緒に食べてみたら、山菜のネバネバで喉越しが更に良くなって麺が進む進む!やはりうどんの具なのか?

 

一緒の皿に入っておった白いのを付けたらマヨネーズじゃったわ

 

本当はマヨネーズを付けて食べるのが正解かのう?

 

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赤べごご飯は、少し赤茶色の細切れになった牛肉の入った炊き込みご飯じゃった。

牛肉の出汁がしっかり染みていて、甘さとしょっぱさがいい塩梅で飽きずに何杯でも食べられそうじゃ!

どうせ数切れぐらいなのかと思っておったが意外とたくさん入っていて驚きじゃ!それに淡泊で変な臭みの無い上品な肉でとても満足な炊込みご飯じゃった。

 

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それにしてもこのたくあんの燻製、香ばしくて美味いのう!

 

それ、秋田名物のいぶりがっこだぞ?ええ~知らないのぅ?

 

白夜たんはすげぇ世間知らず、ハッキリわかんだね!

 

・・・

 

グサッ!(⇐薙刀で刺される音)

 

あああああああああああ!

 

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食後は 近くを散策してみようと思います。

 

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裏側の階段を降りて駐車場を通ると一本道に出ました。

 

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この道路からもとってもいい景色が一望できました。それに冷たい風が吹いてとても気持ちいい!

ススキが生え始め、冷たい風が吹いていて、高く澄み渡った空で、8月なのにもう秋が訪れてるような雰囲気です。

 

でもこんなに人工物が無いとなんか不安になって来るよね・・・?

 

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ここからは建物の裏側も見れ、建物全体がカーブしてるのが分かります。

 

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次の目的地の須川高原温泉に入浴するための坂を登っていきます。

 

ああ~しんど・・・

 

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 県境を越えて岩手県に戻ってきました。

 

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須川高原温泉の目の前には広々とした駐車場が広がってました。

 

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そしてこの駐車場からはどこまでも続く山々をバックに栗駒山荘の建物全体が見渡せました。ただの駐車場ですらこの景色。

 

須川高原温泉

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こちらが本当の目的地「須川高原温泉」です。こちらには巨大な露天風呂があるとのことなので入ってみましょう・・・。

 

今回はここまでなの・・・

 

次回は須川高原温泉の大きな露天風呂に入浴してきたから刮目して見てね♡

 

泉質・営業時間・アクセス

泉質 酸性・含硫黄・鉄(II・III)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
源泉 須川温泉(仙人温泉)
泉温 49.9℃
PH値 2.2

日帰り入浴時間

9:00~16:30
定休日 11月上旬~4月下旬
日帰り料金 大人700円、小学生350円、幼児無料
アクセス 一ノ関駅から岩手県交通「須川温泉線」で終点『須川温泉』バス停下車、徒歩3分
場所
詳細 楽天トラベル 】【じゃらん】【るるぶ

 

最後まで読んでいただきありがとうございました♡