みんなー!うしるだよー☆
みんなは、九州の別府から四国の八幡浜にフェリーで行けるって知ってたかな?
今回は、九州の別府から四国の八幡浜までフェリーで向かい、電車を乗り継いで松山まで行ったことを書き綴っちゃうよ!
今週のお題「わたしと乗り物」だからね!
1年半前の冬の話だけど・・・
別府~八幡浜の海路
大分県別府市の「別府港」から愛媛県八幡浜市の「八幡浜港」間は宇和島運輸フェリーと言うフェリーで結ばれていています。
八幡浜港から徒歩20分の所にある八幡浜駅から特急を乗り継ぐこと50分で松山へ行くことが出来ます。また、八幡浜港から松山市駅まで特急バスが走っています。
つまり、別府から松山へは陸路だとかなり遠回りになる所をフェリーでショートカットできるということです。そして、夜行便があるので夜行バスのように宿泊を兼ねて移動することが出来ます。
今回は、その夜行便で別府港から八幡浜港へ向かい、八幡浜駅で特急に乗車して松山まで行った時のことを書き綴ります!
つまり、フェリーと電車を乗り継げば別府温泉と道後温泉をはしごできるってことだぞ!
別府駅
別府駅にやって来ました。
別府駅から別府港までは大分交通のバスが走っていて、以下の路線で別府交通センターバス停で下車して徒歩1分です。
ちなみにバスは交通系ICカードに対応していてSuicaもPASMOも利用できます。
別府港に向かい前にある所に寄りたいので徒歩で向かいます。
なんじゃ?バスで行かんのか?
別府タワーがひょっこり見える別府スパビーチに辿り着きました。決してここで海水浴をするために来たわけではありません。
ほら!お主が大好きな海だぞ!存分に楽しむがよい!!
今日は西日本全域に大寒波が到来していて最高気温が10℃下回ってる時に水泳とか絶対に無理だぞ!
北浜温泉テルマス
別府スパビーチのすぐ近くにある北浜温泉テルマスと言う公営の日帰り入浴施設で入浴していきます。せっかく別府に来たんだから。
別府に来たんだから温泉入るよね?
この温泉施設には、別府湾が一望できる巨大な露天風呂が特徴的な温泉です。それも混浴ですよ!混浴!!入らない理由は無いよね!?
混浴と言っても水着着用なのよね・・・
2階には休憩所が設けられていて、そこからも別府湾を一望することが出来ます。
フェリーの時間までまだまだあったからここでゴロゴロして時間潰してたぞ・・・
テルマスの近くにある麺堂香と言うラーメン屋で大分ラーメンを食べてみました。麺は博多豚骨ラーメンと変わらない白っぽくパッツンとした白い細麺。スープは豚骨ベースで醤油の味が強めでした。正直、博多豚骨ラーメンと変わらないなあって思いました。
え?ラーメンの感想はいいから早く港に行けって!?
昼間はテルマスの最寄りのバス停から別府港までバスで行けるのですが、夜の10時を過ぎていて最終便はとっくに言ってしまってるので歩いて行きます。
あああああ!くっそ寒いでござるうううう!
温泉に入ってラーメンを食べたのにも関わらず、延々と寒空の中歩いていると湯冷めしてきました・・・。
別府港
ほぼ直線の片側3車線の大きな道路を進んで行くと右側に大きな無骨な鉄筋コンクリート造の建物が見えてきました。
やった!別府港に着いたぞ!!
あれ?どこの扉も閉まってるし中は真っ暗で営業してる様子じゃないんだけど。
夜行便はどこから乗ればいいの・・・?
建物沿いに奥に進んで行くと隅っこの方にポツーンと「宇和島運輸」と書かれた建物が建ってました。さっきの建物が別府交通センターと言う物産店や飲食店が入った複合施設らしいです。
なんだろう・・・このぞんざいな扱いは・・・
扉を開けてみるとガラーンと人っ子一人居やしませんでした。それも窓口が閉まっていて深夜便なんて走ってるか不安になるほど。
しかし、受付が始まるのが発車時間の20分前と窓口に張り紙されてたので安心しました。予約不要って書かれてるから予約なしでやって来たけど不安になりますね。
松山のホテルを予約してあるのに運休してたらどうしようって焦ったぞ・・・
今時珍しいフード系の自販機が設置されてました。今夜はここでも良かったんじゃないかって思えてきました。それに台湾飯って言うのが気になるし。
待合所のベンチの脇には、食堂が併設してありましたがこの時間だと営業終了していて
発射まで1時間以上あるけど暇だなあ・・・
誰も居ない建物中でスロット台の音だけが虚しく響き渡ってました。どうしてこんな所にスロット台が?
受付開始
発車時刻20分前になりました。
乗船券をを購入する前に乗船申込書に乗船便、片道・往復、人員、氏名、住所連絡先を記入します。記入したら受付で運賃を支払い乗船券を受け取ります。
そういやうしるきゅんの生息地の県がその他扱いなんだけどどういうことなのかなあ?
愛媛県なんて南予・中予・東予って詳しく書かれてるのにさ!
東日本在住でわざわざ別府から四国にフェリーで渡る物好きが滅多に現れないからじゃろう
乗船開始
発車時刻10分前になり乗船受付が始まりました。
乗船口と書かれてる扉を開けると係の人がおらずどこで乗船券を見せればいいんでしょうか?
とりあえず進んでみるぞ・・・
宇和島運輸フェリーに乗船
進むと乗船客以外の人とはすれ違いませんでした。
え?無賃乗車し放題なの?
タラップを登っても誰も居ませんでしたが、客室の出入り口の前に係の人がいてそこで乗船券を渡しました。
中に入るとちょっと豪華なエントランスがありました。
昼行便なら2時間50分、夜行便なら船内休憩を含めて5時間40分くらい近距離のフェリーなのにこんな立派な内装だとは思いませんでした。
自販機とテーブルが設置されていて軽食を食べられるスペースがありました。目の前に売店があるのですが夜行便は営業していませんでした。
そりゃあ寝るだけだしね
2等客室
ベッド付きの特等客室、カーペット敷きの個室の1等客室、カーペット敷きで集団で雑魚寝する2等客室、ソファ席があります。
今回は2等客室で雑魚寝することにしました。たった6時間弱の乗船時間で個室はもったいないので。
乗船客のほとんどが2等客室に集まるので平日なのにそこそこの乗船率でした。(写真は船内休憩中に撮影)
客層は20代前半くらいの学生と観光客らしき老人2人組。てっきりトラックの運転手ばかりなのかと思ってました。
トラックの運転手は利用しないの?それとも昼行便?
23時50分に定刻通りに発車して5分後に客室が消灯されました。
毛布無しで頑張ろうと思いましたが思った以上に底冷えが酷いので毛布を100円でレンタルしました。発車後10分以内で毛布レンタルの受付が終了してしまうので注意です。
思ったよりも揺れが少ないのですが、ただのカーペット敷きで床面がゴツゴツしてるのと、エンジンの振動がダイレクトに背中に伝わってなかなか寝れませんでした。
しかし、椅子に座りっぱなしの夜行バスと比べれば、横にもなれるし毛布は付いてるしで遥かに快適でした。
それでも全然眠れなかったけどね・・・
2時半過ぎ。エンジンが止まったので外を見てみると港に到着していました。ようこそ四国。
反対側にはあけぼの丸という大分県の臼杵という町からやってきた同じく宇和島運輸フェリーの船のようです。
エンジンの振動が無い分、波の揺れをダイレクトに感じるようになり眠れそうにありません。外に出たどころで電車もバスも走って無い中、大寒波到来の寒空の中に放り出されるのは勘弁なので目を瞑って船内休憩ギリギリまで粘ることにしました。
でも意地でも寝るんだお!
船内休憩終了10分前の5時20分。客室が点灯されました。
そして客室には私一人しか残ってませんでした。
こんな寒空の中みんなどこへ行ったの?
八幡浜港
外に出てみると寒い寒い。写真では分からないのですが雪がちらついてました。
別府も相当寒かったのですが、比べ物にならないくらい八幡浜の方が寒いです。氷点下言ってそうなレベル。
冬の四国って超寒いの!!
さようならあかつき丸・・・うしるきゅんを四国まで運んでくれてありがとうなの♡
無機物に何を言っておるんじゃお主は?気色悪いのう・・・
あれ?フェリーターミナルには誰も居ませんでした。
電車もバスも走ってないのにみんなどこに向かったのかなあ・・・?
出口を目指すと船員かここの職員と思われる作業着のおっちゃん1人しか居ませんでした。
ここから松山へ向かうためにJR予讃線の八幡浜駅を目指します。
八幡浜港からは、最寄りの八幡浜駅と、松山の中心地にある松山市駅へ向かう以下の路線バスが走っています。
- 宇和島自動車バス「八幡浜市内線」で八幡浜駅前バス停下車
- 伊予鉄バス「八幡浜駅駅行き」で八幡浜駅前バス停下車
- 伊予鉄バス「34系統特急松山市駅行き」で松山市駅バス停で下車
雪がちらつくクッソ寒い中を歩きたくはないのですが、八幡浜駅や松山へ直行しているバスは、こんな夜も明けてない早朝に走ってる訳が無いので徒歩で向かいます。
ほら、入り口の目の前にタクシーが止まってるじゃろ?それに乗れば歩かずに済むぞ
だってタクシー高いじゃん・・・
チッ・・・これだから貧乏人は。この妾が乗りたいと暗に示してやってるのが分からんのか?
上から目線で本当にムカつく!人にタクシー代奢らせようとしてる貧乏神には言われたくないぞ!
あああああああああ!痛い痛い痛い!!
キンキンに冷え切った海風が顔面を直撃して冷たいを通り越して痛いです!それもバンバン顔面を打ち付けてきやがります。
こんな道を20分も歩くの?しんどいよう・・・。
人っ子一人歩いてないもんだと思っていたら意外と犬の散歩やランニング、住宅の隙間に建ってる神社に参拝しに来てる老人をチラホラと見かけました。ここの地区の老人は痛い風が吹きつけるこんな寒空でも活発なほど元気なんでしょうかねえ?
老体でこの寒さ応えないの・・・?
進んでも進んでも同じような景色で駅らしき建物が一向に見当たらないでござるなあ・・・
ちょっと大きな通りに出ました。いよいよ駅も近いのか?
やっと・・・やっと八幡浜駅に到着しました!
距離にして1.8kmで所要時間23分ですが3kmくらい歩いて来た気分でした。
八幡浜駅から特急宇和海で松山駅へ
八幡浜駅からは特急宇和海で終点の松山を目指します。
早朝の便なのに思った以上に混雑してました。
八幡浜駅より前に乗車してる乗客もたくさん居たので、ほぼ満席に近いほど混んでました。
ああ~!電車の中あったけえ~
途中駅では吹雪いていて電車が止まらないから心配になるほど。それもうっすらと線路に積もってるし。
案の定、単線なので対向列車が遅れたり、特急より前に走ってる普通列車の遅れにつられたりと遅れ始めました。
夜が明けてきて雪が止みチラッと雲の隙間から青空が見えてました。
松山駅
11分遅れの7時9分に松山駅に到着。
もっと遅れるんじゃないかと思ったそれくらいで済みました。
駅では予讃線が降雪のせいで遅延や運休が発生してるというアナウンスが延々と流されてました。
ギリギリセーフだったござる・・・
チッ・・・
ちょっと!お得意の呪詛の力で足止め喰らわそうとしてたの!?
八幡浜から乗車してきて留置線に移動した今は無きTSE(2000系試作車)。乗車した1ヶ月後に定期運用から外れました。
寒いのでさっそく温泉に入りに行こうと思います!
伊予の湯治場 喜助の湯
寒くて寒くて移動も惜しいほど温泉が恋しいので道後温泉を諦め、駅のすぐ近くの「伊予の湯治場 喜助の湯」と言う日帰り入浴施設で入浴していきます。
この温泉施設は、道後温泉の源泉から引っ張ってきてるらしいしここ問題ないよね?
大問題じゃ戯けが!
道後温泉へのルート
道後温泉へは松山駅前電停から道後温泉行の路面電車一本で行けるのじゃ!ちゃんと覚えておくのじゃぞ?
こうなったら妾1人で道後温泉に行くのじゃ!
松山駅から路面電車で25分で道後温泉駅に到着したのじゃ!思いの外近いじゃろ?
なんで朝に乗ったのに日が暮れとるかって?
ほう?そんなに理由が聞きたいとは、貴様、命知らずよのう・・・?
あの有名な道後温泉本館へは駅から続くアーケード街をひたすら道なりに進むのじゃ!
駅から徒歩5分で道後温泉本館に到着じゃ!
松山駅から道後温泉まで路面電車で25分だから松山駅前の温泉で諦めず行ってみるのじゃ!
最後まで読んでいただきありがとうございました♡