元IT土方の供述

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炎上案件を辞めさせて欲しいと言ったら休日出勤させられるだけだった話【その1】

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今回は↓の記事の後の話です

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約10ヶ月に及ぶ毎日終電・休日出勤・泊り込み・パワハラが横行している炎上案件を抜け出すことが出来たと思ったら、次も炎上案件でした

 

次の案件は、無理のあるスケジュールで仕事を押し付けてきて、毎日終電までやっても間に合うのか怪しいくらいの仕事量でした

 

そして、仕事量が多いだけではなく上司の独裁政治が敷かれている最低最悪な案件でもありました

 

今回は、自社の営業に退場を願い出たことの顛末について綴ります

 

それでは本編に入ります!!

 

案件入場3日目

前日、帰りの電車の中で、自社の営業に「この案件はやっていける自信が無いので、退場したい」といった内容のメールを送りました。

この案件で、無理のあるスケジュールで、毎日終電までやっても間に合うのか怪しいくらいの仕事量の仕事を押し付けられたことと、上司(Iさん)のパワハラが酷いという事も含めて。


翌日の朝、起きてメールを確認しても営業からは一切返信がありませんでした。

今日も終電までIさんに怒鳴られながら仕事をすると思うと憂鬱で仕方がありません。

自社の営業開始時間になれば返信が来るだろうと嫌々ながら会社に出勤しました。

 

 

朝出勤すると出勤時刻を過ぎてもIさんはやってきませんでした。

今日は休みかな?ラッキーと思いました。

今日はなんとか定時までやり抜いて、何かしら返信が来るであろう営業と相談して退場して貰おうと算段を立てました。

営業と相談になれば、自社に呼び出されてる理由を付ければ定時で帰れるはずですので、今日は定時まで頑張ればという淡い期待がありました。

 

しかし、朝会でサブリーダーのAさんが「Iさんは午前中は自社の鬱合わせがあって午後から来ます」と連絡があってガッカリしました。

それでも、昨日退場したいとメールを送ったので、営業から業務後相談しようと連絡が来るはずです。

 

 

 

そして午後になり、Iさんが帰ってきました。

しかし、自社の営業からは返信がありません。

 

忘れてるのか?それともシカトしてんのか?

 

あの営業ならどっちもやりかねないので、今夜もメールを送ろうと思った矢先です。

 

漆君、ちょっと話したいことがあるんだけど

 

Iさんに声をかけられました。

何か怒鳴られるような事をしたのだろうか?と気分が重くなりました。

 

こっちきてくれる?

 

はい

 

そして、Iさんに連れられるまま、会議室へ行きました。

 

自社からここに行く途中に、Oさん(私の自社の営業)からメールが来たんだけど

 

これ何?

 

Iさんは、ノートPCの画面を私の方へ向けました。

そこには営業のメールが映っていて、私が昨日営業に送ったメールがそのまま載っていて、「先日、漆がこんなメールを送りつけたのですがどういう理由でしょうか?」という内容でした。

 

f:id:UrushiUshiru:20170928221456j:plain

それを本人から聞くのが営業の仕事だろうが!!

 

営業の想像の遥か斜めの返答に怒りを感じました。

あのメールの内容をIさんに送りつける神経が分かりません!

普通なら業務後相談しようとか、スケジュールが合うときに相談しようとかなるはずです。

こんな返答しかできないのならシカトされてた方がマシです!

何の嫌がらせなんでしょうか?

 

営業に対して怒りを感じましたが、Iさんの怒った顔を見てすぐに現実に戻されました。

顔面蒼白です。

 

漆君さあ、このメールの内容について釈明して欲しいんだけど

 

まずは、間に合わなそうなほど仕事量が多いって書いてるんだけど、手早くやれば普通に間に合うと思うけど?

 

それは・・・

 

間に合いません!

↓のような仕事を2週間で終わらせろというのです。

  • 自席のPCで検証環境の構築(Windows1台、Linux2台の検証用仮想マシンの構築)
  • 手順書作成(ミドルウェア3つ分、Windows・Linuxの計6つ)
  • 手順書検証(計6つの手順書の検証)
  • パラメーターシートの作成(Windows・Linuxの計2つだが項目が多い)

※仮想マシン・・・その名の通り、PC上に存在する仮想のマシン。これを利用することによって1台のPCに何台もマシンを作ることができる。

※ミドルウェア・・・OSの補助を行うソフトウェアのこと。

 

普通なら1ヵ月かかる作業です。2週間で終わらせるのであれば2人態勢といった仕事量です。

依頼されたミドルウェアは初めて使用するので、全くと言っていいほど知識とスキルがありません。

それも2週間後には、本番作業が開始するので必ず間に合わせなければなりません!!

 

そんな感じで、とても間に合う量ではないとIさんに言うと

 

そこをなんとかするのがプロの仕事だろうが!!え?違うか!?

 

Iさんはブチギレながらなんとかしろと言うのです。

そしてIさんは益々ヒートアップしていきます。

 

こっちは、我々の請け負った仕事をサポートさせるために雇ってやってるのに出来ないってことはないだろうよ?

 

SESでドナドナ派遣される社員の宿命でもありますが、派遣先企業からしたらこっちは客なんだから無理難題でもやって当然という態度で来られます。

出来ないと言おうものなら派遣元企業へクレームを付けられてしまい、SESの社員は下手すれば減給されてしまう運命にあります。

 

あとさあ、Iさんのパワハラが酷いって言ってるけど、こんなのパワハラのうちに入らいないんだけど?

 

パワハラかどうか決めるのは受けた側ではないでしょうか?

 

俺が新人の頃なんてもっと厳しかったんだから、それと比べたらまだまだ優しい方だよ

 

Iさんが聞きたくもない武勇伝を語り始め、いつの間にか説教に話がすり替わっていきました。

 

そうして1時間以上Iさんの説教を食らう羽目になりました。

営業の嫌がらせとも思える返答の所為で、1分でも無駄に出来ない程スケジュールがカツカツなのに1時間以上も説教させられるなんて最悪です。

許すまじ営業!

 

 

結局、営業と相談を開くこともなく派遣先の上司に説教させられた挙句、現状が良くなる事もなく毎日終電で帰る羽目になりました。

それもIさんから仕事を追加されてしまいましたし・・・。

 

そして相変わらず、進捗が自分の想定通りに進まないと怒鳴り散らすわ、しつこく責めるわで最悪です。

私だけではなく、他のメンバーも同じような目に遭っているので、入場した初日よりいっそう目が死んでるように感じます。

こんなんだから1ヵ月で1人、会社ごと辞めてしまう人間がいるんだよ。この案件。

 

 

もう限界だともう一度金曜日の夜、自社にメールを出しました。

自社営業だけではなく社長も宛先に含めて。

 

 

つづく。

 

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