元IT土方の供述

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『堺田駅』分水嶺のすぐ近くにあるに秘境駅行ってきましたの!【陸羽東線】

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みんなー!うしるだよー☆

 

うしるきゅんは今、陸羽東線って言う宮城県の小牛田から山形県の新庄を結ぶ路線に乗ろうとしてるんだ!

 

そう、今回は堺田駅って言う秘境駅に行ってきたから刮目して見てね♡

 

 

堺田駅とは

堺田駅は山形県最上郡最上町大字堺田という宮城県との県境に近い所にある陸羽東線の駅です。

水路が太平洋と日本海に二手に分かれて流れる分水嶺や、松尾芭蕉が宿泊し「蚤虱 馬の尿する 枕元」の句を残した封人の家が駅の近くにあるという秘境駅でもあります。

 

陸羽東線で堺田駅に向かいますの!

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小牛田駅から、宮城県で3番目に大きな街がある古川駅までほぼ満席状態でしたが、そこから先はどんどん人が降りて行き、片手で数えらるくらいの乗客しかいませんでした。

 

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田畑と山しか見えない景色から、突然旅館がひしめき合うような景色へと変貌し、鳴子温泉駅に到着しました。こんな山奥に突如現れる温泉街にびっくりです。

 

温泉街は強いよね(語彙力)

 

堺田駅

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小牛田駅から1時間13分、今回の目的地「堺田駅」に到着しました。

下車する時におじさん2人組から「え?こんな山奥の駅に降りる人なんているの?」っ奇異の目を向けられていてまたかって思いましたが、「え?俺たち以外にも降りる人がいるぞ!」っていう熱い視線の間違いでした。

 

まさかうしるきゅんの他に降りる物好きがいるなんて微塵も思わなかったぞ!

 

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ガラガラの列車は新庄に向けて出発して行きました。

 

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堺田駅は周りが木々で覆われた凄い雰囲気のある駅です。まさにこれぞ秘境駅、これまで行った秘境駅の中で雰囲気は圧倒されます。

 

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小牛田方面を撮影。

民家どころか田畑すらない草木で覆われた秘境感たっぷりの線路。

 

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新庄側のホームの端に来ると舗装すらされておらず秘境感が増しますね。まさに久石譲のSummerが合いそうな雰囲気。

 

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反対側にホームがあるのは、急行列車が走っていたり、今よりも本数が多かったから、すれ違いとか通過待ちとかで設置されてたんでしょうか。今や急行が無くなくり減便され快速も廃止(臨時列車を除く)されて1日上下16本しか来ない駅になってしまい、ホームは1つで十分ってことになったのでしょう。

 

時の流れは残酷だよね・・・

 

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向かいのホーム後には、県境の駅とこの駅が宮城県と山形県の県境みたいに書かれてる看板がありますが、ここは県境ではなく山形県。県境は駅から小牛田方面に800m行ったところにあります。

 

これから歩いて県境にも行くよ!

 

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無人駅の待合室といったらプレハブ小屋が定番ですが、こちらは古いながらもしっかりとした鉄筋造の建物でした。

 

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建物がちょつと大きいので待合室はそこそこな広さかと思ったら横長なだけで狭かったです。

 

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待合室は蜘蛛の巣だらけ虫の死骸だらけって言うはどこの秘境駅も共通。

 

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待合室の窓は曲線ガラスという無駄に凝った作り。しかし放置されて窓ガラスが曇って外の様子はあまり見えませんでした。

 

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今時、秘境駅どころか普通の駅でも珍しい電話ボックス。田舎にある電話ボックスを見るとひぐらしのなく頃にを思い出してしまうのは私だけ?現にひぐらしが鳴いてるから尚更。これではsummerではなくYOUといった雰囲気。

 

ウッディ!!

 

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駅は谷みたいな所にあるので階段を上って駅から出ます。

 

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階段を上ると高くそびえる防雪林が壁のように見えます。

 

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階段から待合室の方を撮影。正直、こっちをサムネにしようか迷った。

 

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階段を上がると分水嶺と書かれた看板が立ってました。

分水嶺とは、水の流れがちょうど太平洋と日本海に分かれて流れる場所で、それが見られる場所がすぐ近くにあります。

 

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堺田駅は標高338mの所にあるようです。かなり標高の高い所にありそうですが、面白山高原駅や峠駅や中山宿駅より低くて驚きです。

分水嶺を見学しに車で来た観光客の爺さん婆さんグループがいました。下車した時と同じく誰もこんな所来ないだろうと思っていたので想定外。

 

 

分水嶺

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駅から出てすぐのところに変なオブジェと看板がある所に分水嶺があります。

 

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ちょうど水路が二手に分かれているここが分水嶺です。

ここの水路は、東に江合川、旧北上川を経て宮城県石巻市から太平洋に、西に最上川を経て山形県酒田市から日本海に流れていきます。

 

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看板には南側上になってる不思議な地図が載ってました。上下逆さまにするだけでどこよここ感が凄い。

 

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分水嶺近くは何もない草原になっていて気持ちいい。

 

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こんなに何もないとまさに秘境って感じだね!

 

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分水嶺の近くは綺麗に整備され東屋もちゃんと設置されてました。

 

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分水嶺から続く細い道。どこまで続いているのか歩いてみましょう。

 

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ハスで埋め尽くされた池がありました。ちなみにこの池は太平洋に流れるのか日本海に流れるのかまだ未定の状態です。

 

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民家がまばらで緑が綺麗。老人6人組の他に一眼レフで撮影に来た親子もいました。

 

意外と人が多いでござるなあ

 

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駅の近くには意外と民家が点々としていて本当に秘境駅なの?って雰囲気。それでも草原や田畑が一面に広がるとても気持ちのいい駅でした。

 

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駅から細い道を通って行くと公民館みたいな所に辿り着きました。

 

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うまいもの市」と書かれた看板に食事スペースとプレハブ小屋がありました。

何かイベントでも行うスペースなんでしょうか?

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公民館のすぐ近くには国道47号線があり、トラックや自動車がちょくちょく走っていてそこそこの交通量です。

 

旧有路家住宅(封人の家)

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道路を渡ってすぐの所に旧有路家住宅(封人の家)という茅葺き屋根の家がありました。中に入ってみましょう。

 

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玄関を入ると広々とした土間が広がってました。天井が高いので尚更広々と感じます。

外は5月なのに暑いの中、家屋はとても涼しいくて次の電車が来るまで留まっていたいくらい。

 

5月の山奥なのにも関わらずクソ暑いの・・・

 

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え?本物の馬!?って思ったら精巧に作られた木馬でした。脅かさないでよう・・・。

 

木馬を見て三角木馬を思い出すのはうしるきゅんだけ?

 

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隣は農具入れになってました。

ちなみにこの古民家は、1689年(元禄2年)に松尾芭蕉が2泊3日滞在した民家で、その時の印象を「蚤虱馬の尿する枕もと※」と奥の細道で書き記した伝説の民家らしいです。

※蚤や虱に刺されて最悪だしその上馬の小便の音まで聞こえやがるカスみたいな宿の意

 

事実だとしても2泊3日も人ん家に泊まっといて酷い言われようだよね・・・

 

うしるきゅんだったら二度と来んなクソジジイって思っちゃうよ!

 

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建物の中は、線香みたいな臭いが充満しててとても煙たかったです。こんなクソ暑い中囲炉裏でも炊いていたのでしょうか?

 

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そういや母方の叔母の家も15年前はこんな感じの古民家だったので親戚の家に来た気分。囲炉裏は無かったけどトイレは外のボットン便所でした。

ちなみに、今ではごく普通のどこにでもあるような2階建の一軒屋に建て替えられました。

 

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古民家でくつろぐ(⇐くつろぐな)と義理の叔父の葬式で叔母の泊まったことを思い出すでござるなあ。

エアコンが無いから夜は暑いし、外は開けっぱなしだから虫が入って来るし、おまけにボットン便所・・・。うんうん「蚤虱馬の尿する枕もと」って言うのはシティーボーイ的にはよく分かるよ。

 

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しかし、どの部屋もとても掃除が行き届いていて綺麗で来場者は私しか居ないのでくつろいでしまいます。だって堺田駅に行くまでに疲れたもの。

 

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ある部屋の一角には、封人の家や堺田集落についての資料や写真、そして当時使用されていた農具や股引が展示されてました。

 

え?股引・・・

 

県境(山形県|宮城県)

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封人の家を見学した後は、近くにある山形県と宮城県の県境を目指します。

 

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どんどん山深くなり下り坂を下っていきます。写真で見ると清々しいですが歩いてるこっちとしたは熱くて熱くて仕方がないです。

 

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歩いて10分で県境に辿りてきました。宮城県と山形県の県境を歩いて越える日が来るなんて。

しかし宮城県との県境を表す看板の裏には山形県の県境を表す標識がありませんでした。

 

え?どうして山形県境を示す看板がないの?

 

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更に道を下っていきます。

 

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宮城県境の看板から200mくらい下った所に山形県との県境の看板がありました。

だいぶ離れてるけど、どっちが県境なんでしょうか?

 

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山形県県境には鉄筋とプレハブ小屋を駆使して建てられた不思議な建物があり、この建物が何なのか気になりますが分かりませんでした。

 

この建物なんなの?

 

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それでは堺田駅に戻ります。

 

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Googleマップ、iPhoneのマップ、Gooマップそれぞれで確認してみると県境が山形県境の看板から斜めに道路を突っ切って道路すれすれに通っていて、宮城県堺の看板は嘘なんじゃないでしょうか?

ちなみに道路から見える田畑は宮城県、道路は山形県ってことになります。

 

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ちょうど、宮城県境の看板と山形県境の看板の真ん中あたりに森に続く遊歩道への分かれ道がポツーンとありました。あまりにも分かりにくいので行く途中は気付かなかったです。

 

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 ここを真っ直ぐ進むともれなく野生動物と遭遇しそうなので引き返した。

 

熊とか熊とか遭遇するの嫌だよね・・・

 

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坂を下ったということはまた登るということ・・・。30℃は行ってないものの27℃もあるので暑くて暑くて汗だくでした・・・。

 

汗だくなのはシャルたんだけで十分だよね・・・?

 

なんでよ!!

 

 

八幡神社

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上り坂を登り切った所の道の脇に神社の鳥居が現れました。

八幡神社と言う地図に載ってない神社でした。

 

地図に載ってないなんてことあるのね

 

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鬱蒼とした森の中にポツーンと鄙びた本殿が立ってました。地図に載ってないくらいの神社なので放置プレイされまくってるのかと思ったら綺麗に掃除されいて、住人にしっかり管理されてるのがよく分かります。

 

宮城県の山奥にある細倉の山神社と大違いだよね・・・

 

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参道の脇には何か書かれた古い石碑が並んでいて、新しめの一基だけ謎の文字が彫られていました。なんて書いてあるのか全く分かりません。

 

これが象形文字ってやつ?それともどこの国の文字?これなんて書いてあるの?

 

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 封人の家と公民館らしき建物が見えてきました。堺田駅が近くなってきました。

 

堺田駅周辺

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堺田駅に戻ってきました。

 

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分水嶺から草原を通る遊歩道を通ったので、今度は駅からまっすぐ伸びる近くの集落を散策してみます。

 

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古い建物が多くそしてまばらに建ってました。屋根が左右非対称なのも雪国らしい民家です。冬になったらどれくらい積もるんでしょうかね?

 

気になるのでしたら冬の時期に行かれたらよろしいのではないでしょうか?

 

い、嫌でござる!!

 

行けよ変態・・・

 

ああああああああああ!行くから!行くから首絞めないでええええええ!!

 

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小牛田行きの列車がやって来ました。一駅隣の中山平温泉駅へ向かいます。

ちなみに一緒に下車したおっさん2人組も乗車していきました。

 

今回はここまでなの・・・

 

次回は一駅隣の中山平温泉に行ってきたから刮目して見てね♡

 

最後まで読んでいただきありがとうございました♡