元IT土方の供述

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スイッチバックの遺構が残る秘境駅『中山宿駅』に行ってきましたの!【磐越西線】

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みんなー!うしるだよー☆

 

今、うしるきゅんは高速バスで線だから郡山に向かおうとしてるんだ!

 

今回は中山宿って言う磐越西線の秘境駅に行ってきたから刮目して見てね♡

 

 

中山宿駅とは?

中山宿駅は、福島県郡山市熱海町中山早稲田にある磐越西線の駅です。
1997年まで中山峠を登って行くためのスイッチバック駅で東北最後の勾配形のスイッチバック駅でした。
現在もスイッチバックの遺構が残されている駅で、2015年に旧駅跡を観光用に整備されて自由に見学できるようになりました。

※スイッチバック・・・鉄道が急勾配の山や峠を登るため勾配を緩やかにするための仕組み。

 

中山宿駅に向かいますの!

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乗車した高速バスは仙台〜郡山の2時間をトイレ無しで結ぶと言うという鬼畜みたいなバスで、トイレ休憩すら無いのかとヒヤヒヤしましたが、吾妻PAで5分のトイレ休憩がありました。

 

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定刻通りに郡山駅に到着しました。

 

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郡山に降り立ったのは約10年ぶりです。そして5月で朝9時なのに暑い!

 

今日の郡山の最高気温は34℃なの・・・

 

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郡山からは磐越西線に乗って中山宿駅を目指します。

 

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中山宿駅の近くに差し掛かると眼下にスイッチバック時代の中山宿駅のホームが見えました。

 

うしるきゅんはここも見学しちゃうぞ!

 

中山宿駅

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郡山から郡山から25分くらいで中山宿駅に到着しました。

ここで下車したのは私一人。毎度の如くこんな山奥で何にも無い駅に降りる奴が居るぞ!という奇異の目を向けられながら下車しました。

 

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乗ってきた電車は会津若松に向けて出発していきました。

 

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会津若松方面のホームの端はトンネルと接地しています。中山峠をくぐり抜ける長いトンネルなのかと思ったら終わりが見えるくらい短いトンネルでした。

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郡山方面を撮影。

 

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目の前に広がるのは田畑と山のみといういかにも田舎らしいのどかな景色。しかし、鉄道施設や道路以外で現在でも人の手が入った物目の前に広がってるって言うのは都会な方です。自然しか見えないのが秘境駅だもの。

 

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え?この駅熊が出るの!?

 

駅の待合室には熊出没注意の張り紙が貼られていて目撃情報もあるらしいです。野生動物出没注意の張り紙があるのも秘境駅の特徴です。

 

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待合室は時刻表と運賃表そしてゴミ箱が設置してあると言うシンプルなもの。窓が完全に閉められていてめちゃめちゃ蒸し暑くサウナのよう。

 

駅の待合室が蜘蛛の巣だらけ、虫の死骸だかけって言うのも秘境駅の特徴だよね

 

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入り口辺りには昔の電車の写真も飾られていました。

 

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窓を開けてホームを撮影。ホームの下は用水路が流れていて一部橋のようになってるのが分かります。

 

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郡山方面のホームの端を撮影。

待合室の脇にもありますが、こちら側にも出入り出来るように階段が設置してありました。

 

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郡山方面を撮影。

いかにもローカル線な景色が広がってました。

 

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駅には待合室とトイレと駐輪場が設置してありそれほど古くありません。

駐輪場がある秘境駅は初めてです。

 

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中山宿駅の近くにはバス停があるようで、公共交通が鉄道しかない(冬は鉄道でしかこれない)のが普通なのにこれは珍しい。ちなみにこのバスは1日1本しかバスが来ません。

 

まさにバスは1日1度来るって奴だね!

 

 

駅周辺

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駅舎の近くにはLPガスの貯蔵タンクが設置されてました。トイレの水が凍らないために設置されてのかと思いましたが、駅のトイレが簡易トイレだし何のためのガスタンクなんでしょうか?

 

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かなり新しめの 物置が設置してあって中には鉄道関係と思われる機械が入ってました。

 

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駅からすぐに集落がありました。

 

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集落には簡易水道という水道設備がありました。

 

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昔は宿場町だったたけありそこそこ大きな集落です。同じく元スイッチバックの山形の大沢駅の近くの集落と比べると圧倒的な大きさ。

 

もしかして秘境駅じゃないの?

 

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駅から歩いて5分。集落の中心にたどり着きました。

 

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中山宿が宿場町として機能していた時からあるような立派なお屋敷がありました。

 

熊野神社

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集落を歩いていると鬱蒼とした森の中にポツーンと神社がありました。

5月なのに30℃を超える炎天下の中、ここだけはとても涼しいのでオアシス。

 

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でも本殿の隣には小さな祠が並んでいてちょっと不気味。

 

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参道が大きな杉の隙間。

 

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そして神社なのにブランコがありました。昼間でも子供が遊んだてたらちょっと怖い。

 

鬱蒼とした森の中にある遊具って不気味だよね・・・

 

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手水舎があって、注ぎ方からチョロチョロと出てくる水が冷たくて気持ちいい!5月なのに30℃は優に超えてるので冷たい水がとても気持ちがいいです。

 

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手水気持ちよかったよ♡

 

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神社からちょっと歩くと集落から出てしまいた。

ここからスイッチバック時代のホームが残る旧中山宿駅へ向かいます。


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あれ?随分歩いたけどまだなの?

ただただ山深くなって旧中山宿駅に続く分かれ道が見えてきません。

 

旧中山宿駅

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実は集落の出入り口の近くに旧中山宿駅へ続く道があって通り過ぎてしまってたようです。

 

うしるきゅん汗だくだよう・・・

 

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ええええ!こんな砂利道通っていくの!?

 

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砂利道を進んですぐ森が開けました。

 

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このホームがスイッチバック時代の中山宿駅として使用されていたホームです。

1997年まで使用されていて、勾配を緩和するためのスイッチバックとしては東北最後の駅でした。

 

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旧中山宿と書かれた駅名標が設置してありました。こんな感じで今にも電車ホームに貼ってきそうな感じで綺麗に整備されていますが、2015年までは整備されておらず、雑草がボーボーに伸びっぱなし、おまけにマムシが出て見学できる状況では無かったらしいです。

 

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中山宿駅の歴史についても書かれた看板が設置されてました。中山宿駅は秘境駅ながら120年以上の歴史のある駅です。

 

妾の方が歴史がある(1017歳)けどな!

 

そう言われると風情もへったくれもないでござる・・・

 

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張り紙もされてますが、もちろん電車はやって来ません。線路が剥がされてるのでこんな所に電車がやって来たら事故です。

 

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看板にはスイッチバック時代の中山宿駅の写真がありました。

移設されていかにも秘境駅なミニマムな駅となった現在と比べると立派な駅です。

 

時の流れって残酷だよね・・・

 

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撤去されたと思われる線路が展示してありました。

 

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郡山方面にホームの端の方までやってくると線路が現れました。

 

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こちらは保線車両の車庫として使用されてました。

スイッチバックの駅が現在保線車両の車庫と使われてるのは、奥羽本線の大沢駅に似ています。

 


旧中山宿駅を通過するE721系

ホームの先端のにやってくると、ちょうどジョイント音を轟かせて会津若松行きの電車が走って来ました。

 

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ホームの先端から線路が伸びていて、坂を上って本線(右側の高台の線路)と合流します。

 

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ホームを降りて寸断されてる線路の所まで歩いてみます。

 

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途中で寸断されてる線路。

 

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線路の辺りから会津若松方面を撮影。

 

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ホームと本線の線路の間に石垣みたいなのが見えてますが、もしかして昔はここもホームだったんでしょうか?

 

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会津若松方面を撮影。

完全に藪になってますがこの先にも線路(加速線)が伸びてたらしいです。

 

磐梯熱海駅へ向かいますの!

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磐梯熱海温泉に入りたいし、次の電車まで1時間以上あってこんな炎天下の中待つのが嫌なので磐梯熱海駅まで歩いて向かいます。

 

途中にあるラーメン屋も気になるからね!

 

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国道49号線と合流すると民家が無くなり右を見ても森、左を見ても森な山道を歩いて行きます。野生動物との遭遇とめちゃめちゃ交通量が激しいので車にも気を付けないといけません・・・。

 

今、1時間以上待ってた方が良かったよねって思ったでしょ?

 

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ひたすら歩いていると、磐越西線の線路を渡るような階段があり「私気になります!」ってくらい好奇心くすぐられましたが、8月並みのクソ暑さで面倒くささの方がまさってスルーしました。

 

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途中にレストランらしき廃墟もありました・・・。

 

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旧中山宿駅から歩いて約30分、磐梯熱海温泉の入り口に辿り着きました。

 

「麵屋 正遊」で昼食

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「麵屋 正遊」という白河ラーメンを食べられるラーメン屋で昼食にします。

 

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ワンタン麺を食べました。あっさりしていてそれでいて麺とスープがしっかり絡む美味しいラーメンでした。

 

シャルたんが食レポしてくれたから刮目して見てね♡

 

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ラーメン屋の近くには熱海車庫っていうバス停があって磐梯熱海駅からバスで来ることが出来るらしいです。皆さんは間違っても中山宿駅から歩いて行こうなんて思わないでね。

 

中山宿から歩いていこうなんてうしるきゅんとシャルたんだけだと思うけどね!

 

何を言ってるのかしら?私はアンタに騙されて歩かされただけなのよ!!

 

そこを蹴っちゃらめえええええええええ!!

 

 

磐梯熱海の温泉街に突入

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いよいよ本格的に温泉街に突入しました。 

ところで皆さんはこんな海から90km近く離れた山奥で、なんで熱海要素ゼロなのに熱海なんて海の近くの温泉街の名前が付いてるか気になりますよね?めっちゃ気になったはず。

 

え?気にならない?

 

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この地を統治していた伊東祐長という武将が伊豆出身という単純な理由で熱海と言う地名になったらしいです。

 

それって治める人が違ってたら磐梯草津にも磐梯別府にもなってたってことだよね・・・

 

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熱海車庫行きのバスがやって来ました。ラーメン屋にはバスで来るべきだったのかな・・・?

 

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ちょっと歩くと温泉街を抜けてしまいました。

 

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温泉街を抜けてちょっと歩くと磐越西線の踏切がありました。

 

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踏切を渡るとまた温泉街に突入しました。2つも温泉街がある街のようです。しかしびっくりするほど人が居ません・・・。

 

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あし湯がありましたが、この旅館は定休日で営業してませんでした。

 

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こちらは廃業した旅館・・・。

 

ここの温泉、郡山から近いのに寂れ過ぎだよう・・・。

 

磐梯熱海駅に辿り着きましたの!

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中山宿から歩いて2時間やっと磐梯熱海駅に辿り着きました。

 

中山宿駅で電車待ってた方が良かったよね?って言わないでよね!!

 

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バス停の名前が「熱海駅」とややこしいことになってました。どうして磐梯を取ったの!?

 

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今回は、静岡の熱海駅の写真を載せて終わりなの・・・

 

ややこしいことするな!!

 

次回はいよいよ磐梯熱海温泉に入浴するから刮目してね♡

 

もちろん貴重な入浴シーンもあるよ☆

 

最後まで読んでいただきありがとうございました♡