みんなー!うしるだよー☆
今回は10年前、大学の夏休み中に行った一人旅を振り返っちゃうよ!
今週のお題「夏休み」だしね!
中のおじさんがピッチピチの大学生の時の話だから刮目してね♡
2009年8月。
当時、JR東日本が発券していた「土・日きっぷ」と言う年始年末以外の土日の2日間、青森・秋田・岩手を除くJR東日本管内なら特急・新幹線も含めて乗り放題で18,000円と言う破格の切符がありました。
大学の長い長い夏休みで暇を持て余していた私は土・日きっぷで旅行に出ることにしました。せっかく乗り放題切符なら無駄に電車を乗りまわそうと在来線の旅を計画。
そしていざ新幹線を乗り継いで高崎へ・・・。
今ではびっくりするほど破格の切符無くなっちゃったよね・・・
仙台から東北新幹線と上越新幹線を乗り継ぐこと3時間、高崎駅に到着しました。
上越新幹線の自由席が満席で立って乗って来たんだよね・・・
特急水上で水上駅へ
高崎からは今回の旅の目的の上越線と信越本線を乗り継いで新潟を目指します。
まずは特急水上で水上を目指します。今は年始年末しか運行されてない臨時列車に降格された哀れな特急です。
この旅の1年後に臨時列車に降格されちゃったのよねえ・・・
高崎を出発し、景色はマンションやビルが立ち並ぶ街並みから住宅街へ突入し、そして田畑がまばらに見えるようになりました。田畑がまばらに見えたあたりで渋川に到着。私の車両に乗車していた乗客のほとんどが下車していきガラガラになりました。
渋川を発車すると民家もまばらになり、沼田を過ぎたあたりで田畑と山しか見えなくなり、ジョイント音だけが虚しく響かせながら山岳地帯へといざなわれていきました。
特急水上は、上野から運行されてるんだから上野か大宮で乗り換えれば良かったんじゃないかと思ったそこの鉄オタの君!大宮からだと始発の新幹線から乗り継げなかったからなんだぞ!
延々と続く田畑と山しか見えない景色で退屈していたところで水上に到着。終点の駅なのでぞろぞろと乗客が下車していくものかと思いましたが片手で数えられるほどしかいませんでした。
こんなに誰も乗ってないと臨時列車に降格されるのも分かるよね・・・
水上発普通列車長岡行きで長岡へ
水上からは長岡行きの普通列車で長岡を目指します。
特急列車はガラガラだったのに対し、普通列車はそこそこの乗車率でした。みんなどこから湧いてきたの?
水上を出発すると、走行距離に比例して民家の数が急激に減少していき森しか見えない山岳地帯へと本格的に突入していきました。そして湯檜曽駅に到着。いよいよ群馬県と新潟県の県境にある全長13,490mもある新清水トンネルに突入してきました。
トンネルは湿度が高く窓ガラスが真っ白に曇っていて普通のトンネルとは違う異様な雰囲気が漂ってました。
しばらく真っ暗?真っ白?なトンネルと延々とくぐり続けると新清水トンネルのど真ん中に位置する土合駅に到着しました。薄暗いホームは白い霧が立ち込めていて幻想的でした。
土合駅は地下70mの深さに位置していて、段数486段の階段をひたすら登り続けないと駅から出ることが出来ないという神社の境内でも模したのだろうかと言うくらい秘境駅です。
この時はいつか降りて探検してみたいなあって思ってました。そして7年後の秋に訪れ延々と続く階段の洗礼を受け二度と行くまいと思っていましたが、その1年後の冬にもう一度訪れ豪雪地帯の積雪と長い階段の洗礼を受けることに・・・。まさか2回も訪れることになるとはこの時は微塵も思っていたかったのであった・・・。
こんな秘境駅に2回も訪れるなんてどれだけドMなんじゃ?お主は
う、うしるきゅんは決してドMじゃないんだからね!勘違いしないでよね!!
長い長いトンネルを抜けスキー場しか見当たらない山岳地帯を通り、突如として民家やマンションの密集地帯に突入して2駅ほど走ると越後湯沢に到着しました。
越後湯沢では8分ほどの停車時間があったのでホームに出て隣に停車していた特急はくたかと撮影してみました。2014年の北陸新幹線開業によって二度と見ることが着なくなった光景です。
越後湯沢を出発すると田園風景とまばらに民家が見える長閑な景色の中を走って行きます。どの民家も高床式で屋根が左右非対称の豪雪仕様の民家ばかりで、この地帯の雪の多さが想像できます。そして、この旅から8年後に冬の越後湯沢を訪れた時に答え合わせとなりました。まさか自分の肩から背丈くらいの雪の壁が出来てるほど積もってるとは思ってませんでした。それなりに住宅があるのに。
よくこんな所に人が住んでるよねって思えるくらいの積雪量で驚いたの!
長岡に到着
六日市を出発したあたりでぐっすり寝てしまったらしく気付いたら長岡に到着しました。高崎から電車を乗り継いで3時間かかりました。ちなみに新幹線だと高崎~長岡間は約50分で行けちゃいます。新幹線は偉大だ・・・。
こんなに電車に乗ってるとお尻がランブータンだよう・・・
ちょうど昼時だし新潟行きの特急の発車時間まで時間があるので長岡で下車して昼食を食べようと思います。
長岡は人口の割(当時28万人)に小さく鄙びた印象の街でした。駅が街に中心部から離れてるだけかもしれないけど。
駅の目の前にあるイトーヨーカドーのフードコートでラーメンを食べました。街を散策しながら探す時間までは無かったので。
どんな味のラーメンだったか覚えてないの・・・10年前のことだし・・・
特急北越で新潟へ
昼食のラーメンを食べ終える頃には、新潟行きの特急「北越」の発車時間が迫っていたので急いでホームへ。ホームには特急北越を待つ乗客が列をなしてました。
新幹線でも行けるのにどうしてわざわざ特急に乗るんだろう?
貴様が言うな!
特急北越に乗車すると窓側は満席で通路側も1/3くらい席が埋まるほど混んでいました。窓側の席で車窓を眺めたかったのですが、空いてないのは仕方がないので通路側の席で我慢しました。
車窓が見れない、そして当時はスマホなんて持っておらずネットで暇つぶしなんてできないので暇で暇でしょうがない。
Androidが日本に進出しておらず、iPhoneはソフトバンクの寡占状態とスマホを持ってるのが珍しい時代でした。
そもそも10年前にAndroidのスマホなんて存在してたのかなあ・・・?
特急列車のリクライニングシートは快適でいつの間にか寝てしまい、気付いたら新潟に到着。
高崎から5時間半ほどかけてやっと新潟に到着しました。いやあ長かった長かった・・・。
当時の新潟駅は古びた白いコンクリ―トの建物で哀愁漂う駅舎でした。10年経った今でもこの古くて哀愁すら漂う駅舎のままなんでしょうか?
そして、政令指定都市(当時81万人)なだけあって大きく人も多いのですが、全体的に古い建物が多く街全体が鄙びた印象を受けました。
車庫のように横一列にバックで停車するという新潟駅でしか見たことのない不思議なバスターミナルが駅の目の前に広がってました。
こんな変なバス停ここでしか見たことないよう・・・他にあるの?こんなとこ
バスで入船へ
日本海を見るために入船営業所行きのバスで終点に向かいました。
街全体は広いですが古いビルばかりでかなり鄙びた街と言った印象です。そしてしばらくすると住宅街に突入、古い家も新しい家も混在してるごく普通の住宅街ですが、どこか鄙びた印象を受けてしまいました。
入船営業所に到着。
鄙びた新潟の総本山みたいな古く哀愁漂いいつ建てられたのか気になるほどの営業所の建物が特徴的なバス停でした。
ここまでやって来たのは、この入船みなとタワーと信濃川を挟んで対岸にある山の下みなとタワーから日本海や新潟の街を眺めるためです。
両方のタワーとも入館料無料なんだぞ!
新潟みなとトンネル
入船みなとタワーと山の下みなとタワーの間は「新潟みなとトンネル」と言うトンネルで繋がっていて信濃川を潜ることが出来ます。そもそも両方のタワーはトンネルの換気のための換気塔です。
それでは対岸の山の下みなとタワーへ向かいます。
トンネルの向こう側が見えない程の長い長いトンネルが続いてます。
新しめのトンネルで天井が高く取られていて開放的。古くて鄙びた新潟っぽくないトンネル。
歩いて10分もしないうちにトンネルの中間地点にやって来ました。ここは信濃川の水表面から20mの深さの場所で6階建てのビルが埋まるくらいの深さらしいです。
土合駅(地下70m)よりは深くないんだぞ!
中間地点だというのに一向に橋の向こう側が見えません・・・。
ひい・・・ひい・・・ やっと階段が見えてきたでござるなあ・・・。
山の下みなとタワー
3階分の建物くらいの長さがあるを登り地上階に出てそこからエレベーターで上がると山の下みなとタワーの展望台に辿り着きます。
内陸の方にポツンポツンと高い建物が建ってる新潟の街。 天気のか古い建物が多いせいか鄙びた印象。
信濃川から挟んで対岸には入船みなとタワーが見えます。
もちろんタワーからは日本海が望めますが、鉄屑とそれを運搬する船とあまり景色が良くないのよねこれが。
新潟=灰色の街と印象が植え付けられてしまうぞ・・・
ちなみに山の下みなとタワーの外観はアイボリーとグレーの建物で、天井からチラッと見える煙突みたいなのがトンネルの換気塔です。
そしてまたトンネルとって戻り・・・。
入船みなとタワーに上ってみました。展望室には入船みなとタワーの模型が展示されていてました。
内陸の方を見てみるとことらも似たような灰色の景色。
日本海の方を見てみると、先程停泊してたフェリーが今まさに出港してました。このフェリーどこへ向かうんですかね?
防波堤に覆われて貯水池みたいになってる所がありますが埋立地にする予定の場所なんでしょうか?
Google Mapで確認してみると、現在は埋め立てられてるようですがただの空き地になってました。
タワーを降りると敷地内の空き地に風車が点々と並べられ、台形で天辺に風車が搭載されてる不思議な木造の小屋がありました。カラフルなのに灰色の街に溶け込んでる不思議な建物。
『風迎人の家』っていう2009年に新潟で開催されてた芸術祭のモニュメントらしいです。
この風車、台風で飛ばされたりしない?大丈夫?
日本海も見たことだし新潟駅に戻ります。
バスはガラガラで私一人しか乗車してないという専用バス状態。
このまま新幹線で帰ろうと思い新幹線ホームに上がりましたが、まだ18時くらいで買えるのがもったいないと思い、ちょっと駅周辺を散策してみようと思い改札を出てみました。
改札を出ると知らない中年男性が寄ってきて「これ土日きっぷですよね?もう使わないんなら譲ってくれませんか?」と言われ、これから帰りの新幹線に乗る時に使うし、怪しい人に渡したくないので「まだ使うんで」って断りました。その切符で何をしたかったんですかね?この時間から電車乗りまわしたいの?
ところでどうして土日きっぷって分かったの!?
独特なバスターミナルがある方(万代口)とは反対側の南口側に行ってみました。
古い建物ばかりで昭和臭漂う古い町並みから一変、無機質なまでに綺麗に整備され、広々とした大通りが駅から一直線に伸びてるという、線路を挟んで全く別の街になったかと思えるほど近代的な街が広がってました。
しっかしびっくりするほど人が歩いてない。駅で線路を挟んで反対側はあんなに人が居たのにこんなに人が居ないのは不思議。
新潟駅で夕食を取れば良かった物の何故か駅弁を購入した当時の私。もち豚まいたけ弁当って言う、新潟産の豚肉とまいたけを使った弁当を購入しました。
美味いっちゃ美味いけど冷えた肉なので、普通の豚肉との違いが判りませんでした。いや、美味い豚肉だから冷えても食べられるってことか・・・?
温かい肉(トンカツ)として食べた越後もち豚は絶品だったぞ!
大宮で東北新幹線に乗り継ぎ仙台に戻ると当時は営業運転されていない激レア車両のE5系が止まってました。時代の流れで今ではなんの珍しさもかけらもない車両となりましたが・・・。
まとめ
そういやこの旅を最後に一度も新潟を訪れてないけど変わったのかなあ・・・?
気になるんじゃったら行けばよかろう
いや、だって高速バスで4時間半かかるし、新幹線だと3時間で大宮軽油って言う遠回りだからお金がものすごくかかるのよねえ・・・
もちろん行きますよね・・・う・し・る・さ・ん・・・?
この妾の提案を無下にするのか貴様・・・?
ああああああああああああああああ!
行くの拒否しただけでどうして2人はうしるきゅんのこと締め上げるのおおおおお!?というかいつの間にユキたん居たの!?
最後まで読んでいただきありがとうございました♡