今回は↓の続きになります
元請けのS社と派遣先の下請けD社の間に大手SIerのJ社が入るようになりました
本来なら新型サーバの検証・構築チームに配属されて、手順書作成⇒手順書の検証作業という流れでしたが
急遽振られた仕事によって、そちらの担当になってしまったクソメガネ漆うしる
それでは合流編始まります
さりげなくクソメガネって言わないで貰えます?
アップグレード作業の仕事を任されたある日
急に降りかかてアップグレード作業の仕事により、私はそっちの方を任されるようになり一週間経ったある日のことです。
※アップグレード・・・サーバのアップデートのようなもの
この日は、そのサーバのアップグレード作業の手順書の作成を終え、手順書通りに構築できるのかという検証を行っていました。
しかし、思うように仕事が進みません・・・。
理由は簡単で、アップグレード対象のサーバは、私の担当外のサーバなのです。それも、そのサーバに大して一切説明や教育はありませんでした。
ちなみに担当することになったのは2種類のサーバです!!
何故、そうなってしまったのか説明してみましょう。
J社が間に入る前の先月までは、サーバの機能(顧客情報を管理するとか、通信制限を行うとか)ごとにチーム編成がなされていました。
しかし、先月末にこの案件を辞めていく人が多数いて人数が減り、そしてJ社が間に入ったことにより、チーム編成が良く分からなくなりました。
チーム編成がめちゃくちゃになったことと、人手不足により、本来なら2チームに分かれてやる仕事を私が一人でやることになりました!!
担当することになったサーバの構築の構成とか良く分かってないので、担当だった人に社内チャットで聞きながら作業をやるので作業ペースも落ちてしまいます。
気付いたら毎日終電になってしまいました・・・。
ちなみにこの担当することになった2種類のサーバはブレードサーバと言って、1個の筐体(ケース)に、板見たいな平べったい抜き先出来るサーバが何台(このサーバの場合15台)も刺さっています。
流石に、自動で同時にできたりするので15台だから仕事量が15倍になる訳ではないですが、3~4倍くらい仕事量が増大します。
大手SIerJ社の社員から不吉なことを言われる
今日も今日とて、サーバのアップグレード作業の検証をしつつ、手順書修正をしていた時です。
大手SIerJ社の社員であるLさんから社内チャットがありました。
漆さん、今日の午後に、アップグレード作業の担当の人が2人来るので、教育してください
あと、明日にはもう2人が入ります
はい・・・
いつの間にか、サーバアップグレード作業チームなるものが誕生して、教育係になってしまったようです。
教育って・・・こっちが教育してほしいんですが・・・。
そして、午後になりました。
40代後半から50代前半くらいのおじさんと、20代くらいの若手男性社員がやってきました。
おじさんの方をKさん、若手の方をNさんとします。
そこからすぐに教育を開始しました。
一応、これまでの検証作業で何とか知った知識がありましたが、相手はLinuxのコマンドが分かっていないのでとりあえず、「手順書あるんでー」って誤魔化しました。
※Linux・・・OSの一種。WindowsとかMacOSみたいなものだと思っていただければよいです。
ちなみに、この案件で使用しているサーバはLinuxサーバで、コマンドを売って構築していきます。
コマンドについて詳しく知りたい人は↓の記事を見て頂ければ分かるかと思います。
Linuxコマンドを見るとトラウマをえぐられるな・・・
ここから待ち時間になるので休憩にしましょう
アップグレード用のパッチのインストールに時間がかかるので、KさんとNさんと喫煙所に向かいました。
ちなみに私は非喫煙者ですが、KさんもNさんも喫煙者で、喫煙所の場所を教える傍ら一緒に向かいました。
喫煙所に着くと早速、Nさんが話し出しました。
漆さんって今何歳ですか?
2〇歳ですけど
あれ?俺と同い年じゃん!年上かと思ったわ!
そう、私は老け顔なので十中八九、実年齢より年上に見られます・・・。
マジか!てっきり自分より年下かと思ってたわ!
そこでNさんの素性が分かりました。
大学卒業後、去年までニートをしていたこと。
ニートを脱するためにIT企業に就職したらSESという人売りIT実質IT専門派遣業に就職してしまったこと。
そして、この炎上案件に今月から派遣させれてきたこと。
今まで、30代40代の人とばかり仕事をしてきたこともあってか、このNさんと意気投合しました。
おまけですが、Kさんは大手SIerの社員で、今後色々とやらかす人物です。
Nさんと合流した翌日
朝、出勤すると、20代の男女2人がNさんと雑談をしていました。
この2人は知り合い?
ああ、今月初めの1週間研修期間があって知り合ったわ
ちなみに、こいつ(男の方)はうちの大学の後輩
研修なんてあったんですね。
こちとら研修も教育も一切なく、教育係になりましたが・・・。
で、この2人が今日このチームに入るから
お、おう・・・
昨日言っていたのはこの2人のようです。
ちなみにこの2人は一癖二癖もある人です。
具体的には・・・
女性の方はOさんと言って私より2つ年下で、ITの知識が皆無でありながら、ちょっとIT業界に興味があり、入社した所、人売りITSESでここの派遣されてきたそうです。
SESという薄給でありながらヒモの彼氏と同棲しているという可哀想な人です。
それもヒモの彼氏は、夢を叶えるためという名目で専門学校に通っているそうですが、学費もNさんが払っているそうです・・・。
一応奨学金も貰ってるそうですが、その返済もNさんと返済する契約になってるそうです・・・。
これ、マジで駄目なやつや・・・
男性の方は、S君といって今年の新卒で人売りITSESに入社してしまった、これまた可哀想な人です。
ちなみに、Nさんの大学の後輩らしいですが、Nさんと会社は違います。
見た目や性格はかなり真面目そうな人ですが、風俗マニアで、実家暮らしをいいことに給料の半分以上を風俗に使い込んでいる面白い奴なのです。
まさにむっつりスケベとはこの男の為にある言葉でしょう。
ちなみにこの2人もLinuxコマンドを一切知らないくらいのレベルです。
なぜ、このような人材ばかり来るか説明します。
年末にあるサービス開始に向けて作業員を大量導入しなければなりません。
しかし、昨今のIT技術者不足も相まってスキルの有る人間が集まりません。
そこで頭数だけ揃えようとJ社の下請けSIer各社がこぞって下請けのSES会社に頼んで全くスキルの無い人間を大量に送り込んでいるのです。
ちなみに、ブラック企業である我が社にもJ社の下請けSIerに多重派遣され、この案件で働いていた人もいたそうです。
スキルの無い人間が大量に送り込まれるという事は、私と同じように案件の初めの方から残った人間ばかりに仕事が来るようになり、これまで以上に、毎日終電・休日出勤・泊り込みが増えていくということです。
まとめ
こうして、一癖二癖もある仲間が加わり、この案件では一番人間関係が良かった時期です。
しかしそれの代償として、仕事という名の無理難題を次から次へと押し付けられるという、3ヶ月にも及ぶ生き地獄を味わうことになります。
ここまで読んでくださりありがとうございました!!