今回は↓の記事の続きになります
ある疑問が・・・
構築と手順書作成をある程度終えたある日、こんな疑問が浮かびました。
現在、ネットワーク機器に繋がった状態で構築・検証を行ってますが。
客先のデータセンターでは、パソコンとサーバを直接繋いで作業しないといけないのでは?
という疑問が浮かびました。
ちなみに、データセンターにあるネットワーク機器は現在運用されています。
下手に設定を変えようものなら、通信が遮断されて、
電話繋がんねーよ!!
ネット繋がんねーよ!!
なんて事態に陥ります。
こうなってしまったら最後、
国から指導が入ってしまう・・・。
なんてことになってしまいます・・・。
もっと早く気づいていれば・・・・
パソコンと直接接続方法を探すことに
まずは、サーバの型番を調べ、ネットで検索するとマニュアルを発見。
有名なメーカーのサーバだったのでネットにゴロゴロとマニュアルが転がってました。
マニュアルを読んでみるとコンソールポート的なものがあるようで
これならいけるっしょ!
サーバルームに入り、直接パソコンとサーバを繋いでみると
おお!いけたいけた!
と思ったら
英語で「これ以上はライセンスの取得が必要です」と表記され、使えなくなりました。
そこで、余計な仕事を振られないかドキドキしながら上司Kに社内チャット訊きました。(上司Kはいつもどこに居るのか不明の存在)
今、検証作業やってるんですけど、ライセンス取得しないが必要ですって表示されて作業できないんですけど。
ライセンスとか持ってたりします?
え?知らないけど。じゃあ他の方法でやるしかないね
・・・
次はクロスケーブルで繋いでみよう。
繋がりませんでした!!
これが駄目ならどうしろと・・・。
今度はNさんに社内チャットで聞こうと思いましたが入院中でした。
なら同じメーカーのサーバを使用している別チームの知り合いのIさんに社内チャットで訊いてみることにしました。(Iさんは大阪のデータセンターで構築作業中)
ちなみに、Iさんは、私と同じく下請けSIerD社に派遣されている別会社の社員にも関わらず、そのチームのリーダーをしている人です。
Iさんも薄給激務で苦しんいて、この案件が終わったら転職するって酒の席で愚痴ってたのを思い出しながら訊いてみました。
構築の時って、一番最初ってサーバとPC直接コンソールとかで繋いでからやると思うんですが、どうやって作業してます?
〇〇って機器に繋いでから作業してます。これに繋がないと台数が多くて(以下略)。
〇〇って機器に繋げる設定は出荷時から設定されていて、その設定はメーカーに依頼してるのか、別のキッティングチームが居てそれをやっているのか、誰なのか分かりません。
※〇〇って機器・・・企業秘密
お、おう・・・。
一応、Iさんから手順書を連携して貰いましたが、明らかに方法が違い過ぎて駄目でした。
次も同じメーカーのサーバを使用しているIさんとは別チームのRさんに社内チャットで訊いてみることにしました。(Rさんは東京の最果ての地のデータセンターで構築作業中)
ちなみにこのRさんは下請けSIerD社の社員です。
構築の時って、一番最初ってサーバとPC直接コンソールとかで繋いでからやると思うんですが、どうやって作業してます?
〇〇って機器に繋いでから作業してます。これに繋がないと台数が多くて(以下略)。
Iさんと同じ回答でした。
今度は、退院したNさんに訊いてみるも、英語手順書に記載されてあること以外分からないようだ・・・。
これ完全に詰んだわ・・・。
最後の最後に上司Sに縋ってみることにしました。
ちなみに、上司Sは下請けSIerD社の社員で、この案件のリーダーでもあります。
ちょっと構築に手こずってて、同じメーカーのサーバ使ってる知り合い知らないですか?
Mさんっていう■■チームの人なら知ってるんじゃない?連絡先紹介するよ
ありがとうございます!!
※■■チーム・・・別プロジェクトのチーム。■■は企業秘密
流石、リーダーだけあって頼りになるな!!
この手順書の作成お願い♡
こっちが忙しい(毎日終電)の分かってるのにも関わらず仕事を振ってきやがった!!
勿論、断ったし、さっきの発言は撤回だ!!
それも連絡先連携してきたのは翌日でした・・・。
連絡先を教えてもらいMさんに訊いてみると一番最初に試した方法で行っていた。
■■チームはちゃんとライセンスを取得していたようだ。
接続方法をマニュアルから色々な方法を試したり、ネットで調べて試したりして四苦八苦している最中、上司Kから非情なる連絡を受け取った。
この手順書(8つくらい)作業に必要だから作成して検証もしといてね♡
・・・
データセンターでの構築まで、あと1週間しかないにも関わらず、大量に仕事を振ってきやがった!!
手順書の承認を通さないといけないので、作成だけで2日で終わらせないといけません。
もっと早く指示出せや!!
この日から徹夜の毎日が始まった・・・。
流石に耐えかねた私は、深夜の誰も居ないサーバルームで作業しつつ、自社の営業Kにこのことを洗いざらい書き、いい加減にしないと退場させてもらう旨メールしました。
連絡した翌日、なんとか営業Kと面談に漕ぎつけたが・・・。
つづく。