みんなー!うしるだよー☆
福島県福島市の福島駅にやって来たんだ!
今回はねえ!福島駅からバスに乗って吾妻山の麓、標高750mの所にある高湯温泉へ入浴しに行くんだ!
刮目してみてね♡
バスで高湯温泉へ向かいますの!
高湯温泉へは、福島交通の上姥堂経由高湯温泉行のバスに乗って向かいます。平日は1日5本、休日は1日3本とめちゃめちゃ本数が少ない秘境路線です。
一ノ関駅から須川高原温泉にバスで行った時のトラウマを彷彿とさせるのじゃが・・・
須川高原温泉までは90分かかったけど、高湯温泉は36分だから大丈夫だと思うの
まあ、山岳地帯を走ることには変わりないんだけどね!
グサッ!←薙刀が刺さる音
全く以て大丈夫ではないじゃろ!
あああああああああああ!
乗客は私の他に老人2人だけ。温泉街に向かうバスとしてはびっくりするほどの乗客の少なさです。
とても温泉に行くような雰囲気の乗客じゃないね
福島駅を出発してから約20分、北林と言うバス停で、白い帽子を被った福島交通の職員が乗車してきました。
運転手の助手みたいなもで、助手が必要なほど荒々しい山岳地帯を走るってことなの!?
上姥堂バス停で1人下車して行き、乗客は私一人となってしまいました。温泉街に向かうバスなのに空気輸送状態。
上姥堂を出発すると急斜面が続き、ヘアピンカーブが何箇所もあるような山岳地帯に突入していきます。そして、山を登るにつれどんどん雪深くなっていき、路面も白くなっていきます。
須川高原温泉行きのバスと違ってあまり飛ばさないのね
それでもカーブだらけの道だから揺れるけど
7つ目のヘアピンカーブを曲がりきると旅館が見えてきて、車内に硫黄臭が充満し出しました。
なんか臭いけど、白夜たんオナラした?
グサッ!
ああああああ!
温泉のせいじゃと分かってて言っておるだろ貴様!
坂を登り切りると終点のハイランド前バス停に到着しました。バス停は除雪されておらず、バスを降りた瞬間にスボッと、くるぶしの上まで埋もってしまい、靴の中まで雪が入って冷たいこと冷たいこと。
冷たっ!ちゃんと除雪しといてよう!
・・・
あれれ?白夜たん大丈夫?うしるきゅんがさすってあげようか?
よ〜すよ〜す
妾に触れるでない!汚らわしい!
グサッ!
あああああ!心配してあげたのに酷いよう!
どさくさに紛れて妾に触ろうとしとるだけじゃろ!
福島駅周辺は1ミリたりとも積もってないのに、山の上まで行くと路面が白くなるくらい積もってるのね。
ところで、今回入る温泉はどこにあるのじゃ?寒くて寒くてさっさと入りたいのじゃ!
それはねえ、バス停から来た道を少し戻った所にあるんだ
道路がツルツルしてるから気をつけてね♡
坂を下るとヘアピンカーブが現れるから気を付けてね♡
途中に足湯があるけど、除雪されてないから、一歩でも足を踏み入れようものなら、膝下までズッポリ雪に埋まってしまうから気を付けてね。
うしるきゅんみたいに、ずっぽり埋まって靴の中に雪が入って悶絶することになるからね!
ほれ!ほれ!どうじゃ?冷たくて気持ちいいじゃろ?
マジで冷たいを通り越して痛いからやめて!!
足湯の近くからは高湯温泉の温泉街が一望できました。
近くには硫黄臭がぷんぷんと漂ってる川が流れていて、「これ以上近づきますと、生命に危険が及ぶことがあります、絶対に近寄らないでください」と書かれた棒が立ってました。
河原まで降りたら硫化水素中毒でぶっ倒れるってことなの!?
お主、本当にぶっ倒れるのか試してみよ!
絶対に嫌だぞ!!
『高湯温泉のんびり館』にやって来ましたの!
足湯から更に降ったところに、今回入浴する「高湯温泉のんびり館」があります。
ここまで坂を降るのじゃったら途中のバス停で下車すれば近かったのではないか?
実は2つ前の玉子屋前バス停のほうが近いんだぞ☆
遠くのバス停で下ろして、積雪のある寒空の中を歩かせるなど、この妾に対する愚弄じゃぞ!
一般河原に落ちろ!
やめて!マジでやめて!グリーン姉さん(絶対に検索してはいけない)になっちゃうからあ!!
建物からは灯りが見えないので休館日じゃないのかとヒヤヒヤしてしまいます。
新型コロナウイルス流行ってからね・・・
休館日だったら河原に突き落とすぞ
館内に入ると、フローリング敷で木製の椅子とテーブルが置かれてい木の温もりあふれる雰囲気です。
浴場は、受付の脇の廊下を進んでいき。
廊下の途中に下り階段があるので降ります。
階段を下った右が内湯、左が露天風呂への通路になっています。
内湯に通ずる廊下にはロッカーがあります。
受付でロッカーがあると聞いていて、リュックが入る大きいのを想像していましたが、貴重品を入れるような小さなロッカーでした。
内湯と露天風呂が点在してる所だと大きなロッカーが欲しいのよね
内湯 四季の湯
最初は内湯からです。
脱衣所
脱衣所は、籠式で両壁にそれぞれ6つほど、あまり広い内風呂ではないのでそんなにたくさん入れなそうですが。
浴場
浴場の扉を開けると目の前に洗い場がありました。入り口から右手に2つ、左手に1つの計3つと少なめです。
奥の方が狭まっていて、8人くらいが入れる大きさの浴槽が一つありました。酸性泉では珍しい大理石とコンクリ作りの浴槽で、常にお湯がオバーフローしてました。ph2.7程度だと大理石が溶けて表面がガビガビなってるなんてことは無いのですかね。
硫黄成分の濃い温泉なので、硫化水素が浴場に充満しないように窓が開けられていて、締切玄関の貼り紙がされてました。
湯口からはジャブジャブとお湯が注がれていて、口の部分が硫黄成分がへばり付いて白く変色してました。
お湯は、薄っすらと乳白色の透明で、エメラルドグリーンの湯の花が沈殿してました。
浴槽に入って沈殿した湯の花をかき混ぜるとエメラルドグリーンがかった乳白色になりましたが、それでも底が薄っすらと見えるくらいの薄さでした。
熱くもなくぬるくもない程よい湯加減で、入り始めのピリッと来る感覚も無いくらいでした。
硫黄臭が濃く、酸性泉らしくほんのりと酸っぱい匂いがします。重たい硫黄臭で蔵王温泉に近いような匂いです。しかし、蔵王温泉より硫黄臭も酸っぱい匂いも控えめです。
同じ吾妻山の山形県側の麓にある似た泉質の姥湯温泉みたいな軽い硫黄臭なのかと思ってましたが、微妙に違った臭いなのが不思議です。
パリッとしてさらさらした肌触りで、酸性泉と言うより中性泉に近いような温泉で、鳴子温泉の滝の湯に近い肌触りでした。
高湯温泉の近くにある(直線距離だと)微温湯温泉の方が酸性度が低い(ph2.9)はずなのに、ピリピリ感や酸っぱい匂いが強く感じました。
酸性硫黄泉らしくすぐに身体が温まりすぐに熱さが引くので、湯上りに汗がダラダラ止まらないなんてことにならないのがいいですね。今の季節だと着替えてる最中に寒くなってしまいますが。
洗面所
廊下の突き当たりには洗面台が2つあり、ドライヤーが設置されてました。
洗面台が硫黄成分のせいで黄ばんでました。
貸切風呂 憩いの湯
洗面所のすぐ側には貸切風呂の入口がありました。貸切風呂は日帰りでも1時間1,500円で利用できるようです。
さーて、次は露天風呂に行こうっと!
露天風呂 せせらぎの湯
露天風呂は屋外の離れにあるので一旦外に出ます。
扉を開けると靴箱がある部屋になります。
外に出る前に、屋外用のスリッパに履き替えます。
露天風呂は斜面を20mほど下った先にあり、雪に埋もれつつある階段を20m降るので、足が冷たくて修行のような状態でした。
この木造の建物が露天風呂の浴舎になります。
この鄙びた雰囲気の建物が秘湯って感じなの!
入口には温度計が設置されていて、現在(12時)の気温は3℃と言うことが分かりました。
あああああ!今の気温が判明してしまったから余計に足が痛いよおお!!
脱衣所
脱衣所は、籠式で6つ設置されてましたが、2人着替えるだけで一杯になりそうな広さです。吹き曝しなので冷たい風と雪が吹き込んでくるのでめちゃめちゃ寒かったです。
カゴに入ってる着替えはうしるきゅんのなの
ジロジロ見ないでようエッチ!
浴場
洗い場は無くて、休憩用の椅子が設置してあるだけでした。
7人くらいが入れそうな大きさの岩風呂が一つあり、 内湯と打って変わって底が見えないくらいにエメラルドグリーンがかった乳白色でした。
湯口からはジャブジャブと温泉が注がれていて、浴槽から常にオバーフローして、椅子が置かれてる場所にお湯が侵食してるほどでした。
すぐ目の前には川が流れていて、河原に露天風呂を作ったって感じです。そのような場所、つまり旅館と隣の山の谷底にあので、目の前には斜面しか見えなく少し圧迫感があります。雪見風呂にはもってこいですが。
内湯より熱めで、入り初めにビリビリとた刺激があるくらいでした。しかし、地団駄踏んでしまうほどの熱さではなく、全身お湯に浸かるとすぐにちょうどいい熱さになる程度でした。
硫黄臭がしてほんのりと酸っぱい匂いがする温泉ですが、内湯より硫黄臭が軽く姥湯温泉に近いような匂いがしました。細かくて白い湯の花が舞っていて、それがお湯の数センチから下が見えない程の乳白色になってました。
内湯と同じ源泉のはずで、どちらも加水加温循環なしの源泉掛け流しなのにこの違いは何なのでしょうかね?
露天風呂で着替えてる最中で身体が冷えたので、シメにもう一度内湯に入りました。
ああああ気持ちいい♡
そろそろ閉館時間の14時なので、この旅館を後にします。
いやあ、ひさびさのいい酸性泉だったの
次はどこへ入浴しに行くのじゃ?
次はねえ!この坂を登ってねえ!!
バス停からのんびり館に向かう時に下って来た坂道を、もう一度登り切った先にあるホテルの温泉だぞ!
グサッ!
あああああ!何すんの?白夜たん!!
同じ坂道を何度も登らせるな!いい加減にしろ!!
泉質・料金・営業時間・アクセス
泉質 | 酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)(低張性酸性高温泉) |
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源泉 | 高湯26番 滝の湯 |
泉温 | 50.5℃ |
PH値 | 2.7 |
日帰り入浴時間 | 10:00~14:00 |
定休日 | 無し |
日帰り料金 | 大人:700円、子供:350円 |
アクセス | 福島駅から福島交通「高湯温泉行き」で『玉子湯』バス停下車、徒歩3分 |
場所 | |
詳細 | 【楽天トラベル】【じゃらん】【るるぶ】 |
最後まで読んでいただきありがとうございました♡